トマトペースト
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ξ゚?゚)ξが身篭ったようです その5
ξ゚?゚)ξが身篭ったようです
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581 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/15(土) 22:14:01.78 ID:6S25TVHE0
ξ゚?゚)ξ「それは、あの日はバイトが入って・・・」

( ;ω;)「じゃぁこの傷は何だお!?」

ブーンは乱暴にツンの顔を両手で抱えた。
いくら病院で綺麗に縫ってもらっても、
うっすらと残る左頬の傷は絹のようなツンの肌には目立ちすぎた。
そしてその傷をブーンが見逃すはずが無かった。


( ;ω;)「ツンちゃん、お願いだお。」

逃げられない。この人のまっすぐな視線からは逃げる事なんて出来やしない。
ツンはぽつりぽつりと「事件」の事を話し始めた。

(#^ω^)「許せないお」

ξ゚?゚)ξ「・・・いいのよ、もう終わったことだもの。それにほら、もう解らない位
      綺麗に治ってるでしょ?」

(#^ω^)「ツンちゃんは強いな・・・やっぱり支えてくれてる人が良い人なんだね」

ξ゚?゚)ξ「?何のことかしら」

(;^ω^)「えっ、だってしぃちゃんが・・・」

593 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/15(土) 22:24:51.24 ID:6S25TVHE0
( ^ω^)「しぃちゃんが僕のところに来て、ツンちゃんには彼氏ができたから  
       僕はもう関わらないでほしいって言ってたって・・・」

ξ゚?゚)ξ「彼氏なんて出来てないわよ。私は唯、ブーンの足手まといになりたくないし・・・
      私はもうVIPフラワーに近づかない方が良いって言われたから」

ブーンの鼓動が早まる。やっぱり。やっぱりツンを傷つけたのはしぃちゃんなんじゃないだろうか。

ξ゚?゚)ξ「・・・しぃちゃんが嘘をついたって事?」

( ^ω^)「いや、多分僕の思い過ごしだお。そういえばこの間そんな夢を見た気がするお」

駄目だ。今ツンが全てを知ったら酷く落ち込んでしまうどころか、
人間不信にさえなりかねない。今は知らせない方がいいんだ。ブーンは自分にそう言い聞かせると
ツンをもう一度抱き締めた。

( ^ω^)「フヒヒヒ、ツンちゃんいい匂いがするお・・・おぉん」

ξ゚?゚)ξ「きめぇwwwww」

( ^ω^)「おっと、僕は今からバイトがあるからこれで失礼するお。
       また来るお。いいかお?」

ξ///)ξ「そ、そんなにブーンが来たいんならいつだって来れば良いんじゃない?」

( ^ω^)「やったお!じゃぁまたバイトが終わったらメールするお」

597 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/15(土) 22:28:55.59 ID:6S25TVHE0
ξ゚?゚)ξ「う・・うん、待ってる」

( ^ω^)「あ」

ブーンは右手で空を指した。

ξ゚?゚)ξ「何?」

ツンがブーンの指す方向を見上げると




ξ///)ξ「!!!!!!」

( ^ω^)「フヒヒヒヒ、隙あり。じゃぁね だお」





ブーンはツンに優しく口付けた。

600 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/15(土) 22:34:51.78 ID:6S25TVHE0
ブーンがショボンの車に戻るとショボンは疲れたのか寝てしまっていた。

( ^ω^)「待たせてしまってごめんお」

(´-ω- `)「ん・・・随分長かったんだな。どうだった?」

( ^ω^)「しぃちゃん、僕とツンに嘘をついて引き離そうとしてたお。
       VIPフラワーにも近づかない方が良いって言われてたみたいだお」

(´・ω・ `) 「しぃが?まさか」

( ^ω^)「どうやってしぃちゃんに本当のことを聞きだすかが問題だお」

流石に疲れたといった感じでブーンは助手席のシートを倒し、大きく伸びをした。
ショボンもハンドルに向かってうなだれるように顔を下げる。

(´・ω・ `) 「しぃ・・・か・・・」

604 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/15(土) 22:37:36.07 ID:6S25TVHE0
♪ラァーイ ラァーイ ラァーイ♪

( ^ω^)「ちょwwwwショボン着メロヨウメイさんかおwww」

(´・ω・ `) 「うるさいなぁ・・・しぃから電話だ。もしもし」

(*゚ー゚)「・・・ショボン・・・?ごめんね・・・あたし・・・」

しぃの声は今にも消えてしまいそうなぐらい弱く、泣いているのかと思うぐらい震えていた。
ショボンはその声でしぃの尋常じゃない動揺を察知した。

(´・ω・ `) 「どうした?しぃ?何があった?」

(*゚ー゚)「あたしなんか・・・死んじゃえばいいんだよね・・・」

ブツッ

ツーツーツー

(´・ω・ `) 「しぃ!しぃ!?どうした!しぃ!!!
       おいブーン、ちょっと付き合え!!!!!」

ショボンは車をしぃの家に走らせた。

611 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/15(土) 22:49:24.33 ID:6S25TVHE0
しぃの家に向かう途中、ショボンは嫌な予感で押しつぶされそうだった。
「また」しぃを失ってしまうかもしれない、そんな恐怖で赤信号も見えなかった。
標識が、歩行者が、物凄いスピードで窓の外を通り過ぎてゆく。

( ^ω^)「うひょぉ、ショボンとばすなぁww」

(´・ω・ `) 「・・・笑い事じゃねぇぞ」

( ^ω^)「ショ、ショボン・・・」

(´・ω・ `) 「お前車の鍵閉めて上がってきてくれ。頼むぞ」

ショボンはしぃのマンションの前に乱暴に車を止めると、エンジンをかけたまま
しぃの部屋へ飛んでいった。鈍感なブーンにも事態の深刻さは読めたようで、
急いでショボンの後を追った。

(´・ω・ `) 「おい!しぃ!どこだ!」

ショボンは大声でしぃを呼ぶ。

返事はない。

(´・ω・ `) 「・・・クソ、何処に居るんだよ・・・」

ザー・・ッ

シャワーの音が聞こえる。シャワー?

(´・ω・ `) 「やっぱりか!!!!!」

614 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/15(土) 22:53:45.21 ID:6S25TVHE0
ショボンが風呂場のドアを開けると、手首から血を流して倒れているしぃが居た。
服を着たまま、ずぶ濡れで顔色もうっすら青白い。
手首を切ったぐらいでは死なない事はショボンも知っていたが、バスタブの中には
しぃの吐瀉物も混じっていた。

(´・ω・ `) 「おい!しぃ!何飲んだ?どのぐらい飲んだんだ!」

しぃの返事はない。
手首を見てみればかなり深いところまで切っているようで、脈に合わせて血があふれ出てくる。
幸い脈はあるようだが、呼吸がだいぶ弱いようだ。

(´・ω・ `) 「・・・畜生!おいブーン!ブーン!救急車だ!!!」

620 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/15(土) 23:01:20.16 ID:6S25TVHE0
ショボンはテーブルの上に散乱していた薬の屑を掴み、
毛布に来るんだしぃを抱きかかえて救急車に乗せた。
死なないで欲しいとかそんな事を考える余裕なんて無かった。
ただ、頭の中がぐちゃぐちゃで、泣きたいような怒りたいような全て投げ出したいような、
そんな気持ちで一杯だった。

病院に着いてしぃが処置を受けている間もショボンはずっと黙っていた。

( ^ω^)「・・・ショボン・・・」

(´・ω・ `) 「・・・」

沈黙を破るように処置室のドアが開き、手当てを受けたしぃが運ばれていく。
安堵の表情を見せるショボンに医者が話しかけた。

(●∀●)「えーっと、あの女の子の付き添いの方ですか?お話がありますのでどうぞ」

(´・ω・ `) 「あ、はい。ブーン、悪いんだがここでまってて」

( ^ω^)「まかしる」

624 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/15(土) 23:07:33.68 ID:6S25TVHE0
(●∀●)「彼女は手首の傷の他にほぼ致死量の薬物を摂取していました。
      発見が遅れれば命を落としていたでしょう。暫く眠っていると思いますが、
      明日には目を覚ますはずです」

(´・ω・ `) 「そうですか・・・良かった」

(●∀●)「失礼ですが、彼女が手首を切ったのはこれが初めてではありませんね?」

(´・ω・ `) 「・・・」

(●∀●)「縫合している時に、以前にも傷をつけたような痕が無数にありました」

(´・ω・ `) 「はい・・」

(●∀●)「彼女は未成年ですし、自殺未遂という事になれば
      親御さんに連絡を取らなければいけません。」

(´・ω・ `) 「・・・はい・・」

(●∀●)「ご連絡先を教えていただきたいのですが」

(´・ω・ `) 「・・・解りました。でもきっと此処へも、警察へもきてくれないと思います」

ショボンは渡された用紙にしぃの両親の連絡先を書き込んでいった。

630 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/15(土) 23:13:00.29 ID:6S25TVHE0
(´・ω・ `) 「やぁ、すまない。すっかり待たせてしまったな」

( ^ω^)「構わないお。しぃちゃんの様子は見ないでいいのかお?」

(´・ω・ `) 「お前を家まで送ってから、また来るよ。暫く入院するみたいだから、
       荷物も持ってこないといけないしな」

( ^ω^)「そうかお・・・。ショボン、気をしっかりもつんだお」

(´・ω・ `) 「・・・ああ、ありがとう。」

ふと時計を見ればもう12時を回っていた。
ショボンは一気に疲れが押し寄せてくる感覚に溺れそうになった。

652 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/15(土) 23:49:28.01 ID:6S25TVHE0
ブーンを家まで送り届け、ショボンはまた病院に戻ってきた。
というよりも、呼び戻されたのだ。
しぃの両親が病院に来て欲しいという要求に応じないばかりか、
「そんな子はうちには居ません」と言ったというのだ。

(´・ω・ `) 「だから言ったのにな」

しぃの家は東京にある代々有名な政治一家で、厳格な家庭だった。
しぃは高校生の頃から派手なファッションをしたり、髪の毛を染めたりしていたので
家族からは疎ましく思われていた。京都に来たのも、しぃが望んできたわけではなく
大学という理由の跡付けて家族が無理やり入学させたのだ。

(´・ω・ `) 「でももう3年になるのか。早いな。」

ショボンはしぃの寝顔を見つめながら月日の流れを感じていた。
搬送された時よりも顔色は随分よくなっていたが、なかなか目を覚まさないしぃに
ショボンはやきもきしていた。

(´・ω・ `) 「起きろー。起きろよ、しぃ。朝ですよ」

(*-_-)「・・・」

ショボンはしぃの髪を撫でる。
この世で最も愛しいものを触るように、優しく、優しく、撫で続けた。

653 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/15(土) 23:56:16.52 ID:6S25TVHE0
ショボンは赤い夕焼けの光と頬をさすられる感覚で目が覚めた。
いつの間にか寝てしまっていたのだ。顔を上げると、しぃがこちらを見て微笑んでいる。

(*゚ー゚)「・・・あたし、生きてるのね・・・死ねばよかtt」

(´・ω・ `) 「おはよう、しぃ。いい天気だよ。」

ショボンはしぃの言葉をさえぎった。
「死ねばよかったなんて、言うなよ」
まるでそう言うかのように。

(*゚ー゚)「ショボン・・・」

(´・ω・ `) 「あぁ、俺もよく寝た」

そう言ったショボンの目にはうっすらと涙が溜まっていた。
この子は強い。たった一人で戦っているんだ。
孤独と、憎悪と、嫉妬と、自己嫌悪と、愛情の中でたった一人、もがいている。
もしこの子を楽にしてあげられる方法があるとしたら、それは一体何だろうか。

(´・ω・ `) 「しぃ、聞かせて欲しい事があるんだ」

655 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 00:00:40.08 ID:6iup/msh0
(*゚ー゚)「・・・なぁに」

(´・ω・ `) 「しぃが今、誰の事を考えてるか」

(*゚ー゚)「・・・ショボン・・・」

しぃは意を決したように、一言一言をかみ締めるように話出した。

(*゚ー゚)「・・・わたしがやったの・・・」

(´・ω・ `) 「知ってたよ」

(*゚ー゚)「みんなが私から離れていくような気がして・・・
     ツンちゃんが全部持って行っちゃう気がして・・・嫌だったの
     私がやっと手に入れた場所も・・・仲間も・・・」

ショボンはしぃの頬を伝う涙をそっと拭い、抱き締めた。

(´・ω・ `) 「・・・もういいよ。だからもう二度と俺の前から姿を消さないでくれ」

662 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 00:08:55.58 ID:6iup/msh0
(*゚ー゚)「えへへ・・・ショボンてば何よ改まって」

しぃは恥ずかしくなって布団の中にもぐりこんでしまった。
ショボンは笑いながらベッドの上に覆いかぶさるようにしてしぃを覗き込む。
いつになく緊張する・・・この感じは初めてしぃを抱いた時と同じだ。

(´・ω・ `) 「しぃ・・・バンドが成功したら結婚しようか」

しぃは一瞬びっくりしたような顔をしたが、すぐに切り替えした。

(*゚ー゚)「でも、バンドが成功するまで傍に居てもいい?」

(´・ω・ `) 「だめ・・・なわけねーだろww」

2人は顔を見合わせて笑い合った。

673 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 00:22:10.77 ID:6iup/msh0
ξ゚?゚)ξ「うーん、待ってるとは言ったものの、待つのも楽じゃないわね」

ツンはテーブルの上の携帯電話をしきりに気にしている様子で、
何度もセンターに問い合わせたりしてみては受信メール0件の言葉にがっかりするのだった。

ξ///)ξ「たまには・・・自分から送るのもアリよね。今回だけ!今回だけなんだから!」

〔件名:   〕
〔本文:ブーン、いつメールくれるのよ!〕

ξ゚?゚)ξ「そ、送信っと」

ξ゚?゚)ξ「・・・でもこれじゃぁブーンの事待ちわびてますよって言ってるようなもんじゃない!
      バカ!バカ!私!」

〔件名:さっきのは〕
〔本文:間違いだからね!違うんだから!〕

675 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 00:28:17.37 ID:6iup/msh0
♪チャーイニーズ デストローイ♪

( ^ω^)「お、ツンちゃんから二通もメールがきたお。なんじゃこりゃ」

( ^ω^)「ツンちゃん、きっと照れてるんだお。そうだ、しぃちゃんの事を
       教えてあげなきゃだお」

〔件名:wwww〕
〔本文:メールしなくてごめんだお。それよりしぃちゃんが
    入院したんだけど、お見舞いに行かないかお?〕

♪壊れそうなほど 狂いそうなほど 切ない夜には そっと抱き締めて♪

ξ゚?゚)ξ「やっと来た。え、しぃちゃんが?どこか悪いのかしら」

ツンはブーンと待ち合わせて、次の日の午後しぃをたずねる事にした。
この間しぃが遊びに来た時、ツンの大好きなケーキを買ってきてくれたので
今度はツンがしぃの好きなものを買って行ってあげようと決めた。





676 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 00:29:15.16 ID:6iup/msh0
安価

>>680 しぃが好きなもの(食べ物でよろ)


680 :VIPがお送りします :2006/04/16(日) 00:30:25.47 ID:N+K2EXEE0
かすてーら

683 :VIPがお送りします :2006/04/16(日) 00:30:35.07 ID:GtPJl/aP0
生卵

688 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 00:31:20.01 ID:6iup/msh0
>>683
ちょwwww研ナオコwwwww

かすてらおk しばしお待ちを


687 :VIPがお送りします :2006/04/16(日) 00:31:13.05 ID:M9mSRwfZO
今の状況でツンとしぃ合わすなんておかしくねーか?

709 :VIPがお送りします :2006/04/16(日) 01:00:14.77 ID:y9x9gAdbO
>>687
ぶーんの気遣いだろ。

で、しぃが自分から暴露

泣き泣き謝る

仲直り

いろいろあって

あえてショボーンの子妊娠

710 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 01:05:21.63 ID:6iup/msh0
先読みktkrwwwww


712 :VIPがお送りします :2006/04/16(日) 01:08:12.89 ID:1QWqjJte0
709のバカぁ゚(゚´Д`゚)゚。

716 :VIPがお送りします :2006/04/16(日) 01:12:46.16 ID:y9x9gAdbO
>712
ごめwwwwwwwwwマジごめwwwwwwwww

715 :VIPがお送りします :2006/04/16(日) 01:11:54.11 ID:y9x9gAdbO
>1
当たってたら変更お願いしまwwwwwwwww





720 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 01:18:24.51 ID:6iup/msh0
次の日、ショボンとブーンがツンを迎えにやってきた。
ショボンは少し疲れた感じだったが、これまでにない清々しい顔で
ツンを迎えてくれた。

(´・ω・ `) 「おはよう。しぃも待ってるよ。行こうか」

( ^ω^)「ツンちゃん、それなんだお?」

ツンの腕には薄黄色の「あぼん堂」と書かれた小さな紙袋が下がっていた。

ξ゚?゚)ξ「しぃちゃん、かすてら好きって言ってたから昨日買って来ちゃった」

( ^ω^)「ツンちゃんは優しいお。ちなみに僕が好きなのは生卵だおwww」

ξ゚?゚)ξ「あっそwwwきめぇwwww」

(´・ω・ `) 「じゃぁ行こうか」

723 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 01:25:58.00 ID:6iup/msh0
(´・ω・ `) 「この部屋だよ。」

いざ部屋の前まで来ると、ツンは少しだけ緊張してしまい、なかなかドアを開けることが
出来なかった。なんて話しかければいいんだろう、とかそういったことが頭の中をぐるぐる
回り続けていた。

(´・ω・ `) 「しぃ、入るよ」

ショボンがドアを開けると、ベッドの上でしぃはウォークマンを聞いていた。

(*゚ー゚)「ショボン!来てくれたのね・・・それにブーン君と・・・ツンちゃんも」

しぃの声色がだんだん暗くなっていく。
自分は来ないほうが良かったんだろうか。
そんな不安がツンの胸をよぎった。

724 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 01:28:19.52 ID:6iup/msh0
ξ゚?゚)ξ「こ、これ、お見舞い・・・」

ツンはカステラをベッドの横の棚に乗せ、すぐさまブーンの横に隠れるように立った。
ベッドの脇に椅子もあったのだけれど、なんとなく其処には座らない方がいい気がしたから。

(*゚ー゚)「気ぃ使わせちゃってごめんね。座って」

ξ゚?゚)ξ「う、うん」

(´・ω・ `) 「じゃぁブーン、俺らは外に出てようか」

ショボンはしぃがこれからツンに話すことを知っていた。
当事者のほかには居ない方がいいだろう、そう思ってブーンを外へ連れ出そうとしたのだ。

(*゚ー゚)「いいの。居てくれていいのよ。」

( ^ω^)「そうかお。じゃぁお言葉に甘えてここに居させてもらうお」

726 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 01:30:39.21 ID:6iup/msh0
ショボンは「いいのか?」といった風にしぃに目線を送ったが、しぃは見て見ないふりをした。
全てを清算する為に、みんなのまえで言わなきゃいけない、そう思ったから。
しぃは深呼吸をして切り出した。

(*゚ー゚)「・・・謝らなきゃいけないことがあるの」

ξ゚?゚)ξ「なに?」

(*゚ー゚)「あのライブの日、髪の毛を切るように指示したのは私なの」

ξ゚?゚)ξ「・・・」

(*゚ー゚)「顔にまで傷をつける気はなかったんだけど・・・ごめんなさい」

ξ゚?゚)ξ「しぃちゃ・・・」

(*゚ー゚)「居場所を取られたみたいで悔しかったの。
     ツンちゃんが居るからもうあたしは要らないって言われるのが怖くて・・・」

しぃは手を膝の上でくるくる回しながら話し続けた。

(*゚ー゚)「ごめんね。許してくれる?」

731 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 01:36:54.44 ID:6iup/msh0
涙が止まらなかった。
裏切られるとはこういうことなのか、こんなにも辛い事なのかとツンは嗚咽を漏らしながら感じた。
許す?しぃちゃんを、許す?

(#^ω^)「ちょっと待てお1!!!!!しぃちゃん、ちょっとそれは酷すぎるお!
       ツンは一生消えない傷を負ったんだお!?」

ξ;?;)ξ「ブ・・・」

(#^ω^)「本当に悪いと思ってるのかお?もしそうならそんな簡単な言葉で済ませるのは 
       おかしいお!!!」

ブーンはベッドに駆け寄り、しぃの肩を揺さぶりながら叫んだ。

(#^ω^)「ツンちゃんは、今の今までしぃちゃんを信じてたんだお!!!!!
       それを・・・その気持ちを踏みにじるなんて、最低だお!!!」

(´・ω・ `) 「ブーン!!やめろ!しぃから手を離せ!!!」

それを見たショボンがブーンに掴みかかる。
何かが割れる音がする。
金属のきしむ音がする。
しぃちゃんの叫び声。
振りかざされる拳。

ツンは殴りあうショボンとブーン、そして無表情のしぃを目の前に
自分を忘れて唯涙を流し続けた。

732 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 01:40:02.09 ID:6iup/msh0
(#^ω^)「おまえ、しぃちゃんを庇うのかお!」

(´・ω・ `) 「しぃだって謝ってるじゃないか!!」

(#^ω^)「・・・本気で言ってるのかお・・・」

(´・ω・ `) 「勿論だ!お前こそしぃに謝ってもらいたいぐらいだ!」

ショボンのその言葉を聞くと、ブーンは掴んでいた襟元を放し、立ち上がった。

( ^ω^)「もうお前とはバンドなんかやってられないお。
       見損なったお。行くお、ツン」

ξ;?;)ξ「うぅ・・・」

ブーンはツンを連れ、病室を後にした。

740 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 01:44:12.11 ID:6iup/msh0
平日の夕方の電車の中は疲れた顔の人で溢れている。
私とブーンも、知らない人が見たらその中の一人に過ぎないんだろうな。
本当にブーンはVIPフラワーをやめるつもりなんだろうか。

ξ゚?゚)ξ「ねぇ、ブーン」

( ^ω^)「なんだお?」

ξ゚?゚)ξ「本当に、バンド辞めちゃうの?」

( ^ω^)「・・・もうショボンとはやっていきたくないお・・」

ξ゚?゚)ξ「あんなに仲良くやってたのに、どうs」

( ^ω^)「ツンには関係のないことだお」

それっきり、私は口を開くチャンスを失った。

752 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 01:56:39.85 ID:6iup/msh0
あれから一ヶ月が過ぎ、ブーンは本当にVIPフラワーを辞めた様だった。
二週間前にライブに行ったきり、機材も売り払ってしまったのか見かけない。
ツンと一緒に居てくれる時間は増えたが、なんだか元気がなさそうに見える時も増えた。

( ^ω^)「ふいー、今日もバイト疲れたお。
       来月から社員研修だし、いよいよ社会人だおwwwww」

ブーンはふと自分の靴を見た。

そういえばこの靴は、初めてライブをするときに買ったんだっけ・・・
もう、ずいぶんボロボロになったな・・・

ξ゚?゚)ξ「ブーン!!」

ツンが向こうから駆け寄ってくる。大きなスーパーの袋を下げているから、
今日はブーンのアパートに泊まっていくんだろう。
ショボンとブーンが喧嘩した日から2人はまるで傷を舐めあうかのように
ずっと一緒に居た。「付き合おうか」そんな台詞は無くとも、どちらからともなく
歩み寄り、一緒に居るようになったのだ。何かが欠けて寂しい者同志が集まると
自然と打ち解けるのも早くなる。

754 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 01:57:09.14 ID:6iup/msh0
( ^ω^)「今おわったとこだおー」

ξ゚?゚)ξ「今日はロールキャベツを作るから、手伝いなさいよ」

( ^ω^)「わかったおwwwロールキャベツ大好きだおwww」

ξ゚?゚)ξ「つまみ食いは罰金ね」

(;^ω^)「ちょwwあ、今何時だお?」

ξ゚?゚)ξ「6時だけど」

( ^ω^)「あ、僕今日スタジ・・・」

・・・自分で聞いてハッとした。
もうバンドなんかしていないのに。
駄目だな全然抜け切れてない。
ブーンは無性に走りたい衝動に駆られた。

       /⌒ヽ
⊂二二二( ^ω^)二⊃
     |    /       ブーン
      ( ヽノ
      ノ>ノ
  三  レレ


762 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 02:05:10.62 ID:6iup/msh0
ツンは台所に向かいながら考え事をしていた。
本当はブーンはまだバンドをしていたいに違いない、とか
ずっと行っていない大学の単位の事だとか。
いいや、今は楽しいし、幸せだし。

ξ゚?゚)ξ「あつっ」

考え事に熱中する余り、ツンはやけどをしてしまった。
指先だけの軽いやけどだったが、ツンの声にブーンが飛んできた。

( ^ω^)「どうしたお?・・・ヤケドしてるじゃないかお!ひやすお」

ブーンはてきぱきと氷水をつくり、ツンの手をつけた。

ξ゚?゚)ξ「ねぇ、ブーン・・・」

( ^ω^)「そうだツン、今度僕の実家に行くお。
       次の日曜日なんかどうだお?トーチャンもカーチャンもきっと喜ぶと思うお」

相変わらずブーンはバンドの事は話そうとしない。
何かにつけて聞こえないだの忘れただの、違う話ではぐらかされたりだの、
まるで逃げるかのようにバンドを避けていた。

775 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 02:13:15.25 ID:6iup/msh0
ξ゚?゚)ξ「じゃぁ寝ましょうか。」

( ^ω^)「もう遅いし、そうするお。じゃぁ僕はあっちで寝るお。おやすみお」

ブーンとツンはいつもこうやって別々に寝る。
一緒に居るといってもキスをするわけでもセックスするわけでもなかった。
ツンはもう許してもいいと思っていたのだが、ブーンは頑なに断り続けた。

自信が無かったのだ。

ちゃんと就職も決まり、今は順風満帆なはずなのに
どこか自分の心の中が満たされない、後ろめたい気持ちがブーンの中にあった。
そんな気持ちで好きな子を抱く事はブーン自信が許せなかったのだ。

ξ゚?゚)ξ(ブーン・・・私の事嫌いなのかしら)

778 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 02:18:09.22 ID:6iup/msh0
その日の夜、ツンは誰かの話し声で目が覚めた。

「・・・僕はもうバンドはやらないって決めたんですお」

ξ-?-)ξ「ん・・・」

どうやらブーンが電話をしているようだ。
時計を見ればもう朝の3時。こんな時間に一体誰だろう?

( ^ω^)「僕はもう、音楽から足を洗おうと思ってるんですお・・・
       いや、洗ったんですお。それにVIPフラワー以外はやりたくないんですお」

やっぱり、ブーンはまだバンドがやりたいんだ。
ツンはその言葉を聞いた時とても責められているようなきがした。

( ^ω^)「・・・え?本当ですかお?ショボンが・・・?」

ショボンさんがどうしたんだろう?
ブーンはそのまま少し黙り込んでしまった。

( ^ω^)「・・・そういう事なら、解りましたお。一度話をさせて貰いに伺いますお」





780 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 02:20:29.97 ID:6iup/msh0
本日最後の安価

バンド名でおながいします >>790


790 :VIPがお送りします :2006/04/16(日) 02:23:28.29 ID:8621SmbD0
VIPPER

793 :VIPがお送りします :2006/04/16(日) 02:23:55.42 ID:2JvzzYp20
>>790
ストレートだなwだがそれがいい





798 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 02:30:33.18 ID:6iup/msh0
( ^ω^)「ツン、ちょっと起きて欲しいお」

ξ-?-)ξ「むにゃむにゃ・・・何?」

( ^ω^)「・・・もう一度バンドをやってみようかと思うお」

ξ゚?゚)ξ「そうなの?よかったじゃない。」

( ^ω^)「でもVIPフラワーじゃないんだお・・・VIPPERっていうバンドだお」
       
ξ゚?゚)ξ「えっ、あのVIPPER?」

 VIPPERとはかつてインディーズヴィジュアル界で名を上げた人物が集まり、
違うジャンルで組んだバンドで曲質がいいのとテクニックが凄い事で有名だった。

799 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 02:30:53.13 ID:6iup/msh0
( ^ω^)「そうだお。 VIPPERが新しいギターを探していて、
       ショボンが僕を紹介したらしいんだお」

ξ゚?゚)ξ「なんだか夢みたいな話しね」

( ^ω^)「僕も一度はあこがれた人が居るバンドだお。
       それにショボンが間に入っているみたいだから話だけでもとりあえず
       しに行こうかと思ってるんだけど・・・構わないかお?」

ξ゚?゚)ξ「勿論よ。ブーンがやりたいなら大賛成だわ」

( ^ω^)「もし・・・VIPPERに入ったら全国ツアーやレコーディングでツンと居る時間も
       減ってしまうかもしれないお・・・?」

ξ゚?゚)ξ「それはちょっと寂しいけど・・・でもブーンはバンドをやりたかったんでしょ?」

( ^ω^)「ツン・・・ありがとうだお。 キスしてもいいかお?」

ξ///)ξ「ばっ・・・」

その夜、ブーンは初めてツンを抱いた。
初めて触れるツンの身体は油断をしたら
指の間からすり抜けてどこかへ消えてしまいそうなぐらい繊細で、
ブーンは目が覚めてもこの人が横に居てくれますようにと祈った。





800 :1 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/16(日) 02:34:00.27 ID:6iup/msh0

    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    |     お や す み            |
    \_________  ________/
                  ∨
                  ∧_∧
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(´し`BT) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |\⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒~\
 |  \                                  \
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ξ゚?゚)ξが身篭ったようです その6
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【2006/04/16 03:16】 | 〆(・ω・ ) ヨミモノ | トラックバック(0) | コメント(1) |
<<サッカーってこういうの反則なの? | トップ | ( ^ω^)22世紀からブーンのもとへ来たようです 第6話>>
コメント
おもしろいw続き楽しみにしてるよー
【2006/04/16 13:44】 URL | 名乗るのマンドクセ('A`) #79D/WHSg[ 編集]
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