トマトペースト
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ξ゚?゚)ξが身篭ったようです その11
ξ゚?゚)ξが身篭ったようです
ξ゚?゚)ξが身篭ったようです その2
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564 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 22:58:58.09 ID:Ur1EFjQX0
(*‘ω‘ *)「こんにちは。その後体調はどうですか?
       出血なんかはありませんか?」

ξ゚?゚)ξ「はい、毎日元気にお腹を蹴ってくれます」

ツンは妊娠21週に差し掛かっていた。
一般的に堕胎可能な週数は21週とされていて、これを越えると中絶は出来ない。
これまで抱えていた不安要素が軽減したおかげでツンの体調もすこぶるよく、
胎児の様子も安定して問題なく妊娠は継続されていた。

(*‘ω‘ *)「今日も赤ちゃんの様子を見ましょうね。
       もしかしたら性別がわかるかもしれませんからね」

ξ゚?゚)ξ「え、そうなんですか!?楽しみです」

一般的に妊娠11週以降はお腹の上から超音波の機械をあてて
胎児の様子を見ることが出来る。大体胎児の性別がわかるのは
胎児が男の子だった場合20~22週、女の子だった場合28週とされている。
超音波で睾丸が確認できるんです。不思議ですね。

565 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 22:59:27.19 ID:Ur1EFjQX0
(*‘ω‘ *)「あらら、ツンさんちょっとみてこれ。」

先生が画面の中を指差している。
その先にはにんにくのようなものが写っていた。
もしやこれは・・・

ξ゚?゚)ξ「これは・・・」

(*‘ω‘ *)「うふふ、立派なおちんちん。男の子みたいね」

ξ゚?゚)ξ「男の子か。名前も考えなきゃいけないわね。
      帰ったらブーンに報告しなきゃ。どんな顔するかしら」

ツンは前よりも増してお腹の子供をいとおしく思った。

567 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 22:59:57.52 ID:Ur1EFjQX0
(`・ω・´)
( ^ω^)「保守!保守!ワッワッワァ~オ!」
(´し`VP)

( ゚∀゚) 「三人とも息が合ってるねぇ~!いいよいいよ、歌いやすい!」

ブーンは相変わらず忙しい日々を送っていた。
せめてバンドで少しでも収入があればいいのだが、なかなかそうもいかない。
いくらレコードが売れても、ライヴの集客があっても
そのお金は右から左へバンドの活動資金として流れていった。

( ^ω^)「うーん。このままじゃごはんたべていけないお。
       どうしたらいいんだお・・・」

(´し`VP)「まだ悩んでるのか。今度はなんだ」

( ^ω^)「いまいさん。いや、子供も出来たし就職しようかなって思ってるんですお」

(´し`VP)「就職?バンド大丈夫か」

( ^ω^)「・・・それは・・・キリのいいところで辞めさせてもらおうかと・・・」

いまいは来たかと言った風にため息をついた。

568 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:00:33.68 ID:Ur1EFjQX0
(´し`VP)「まあ、今の状況じゃ仕方がないのは解るが・・・
       俺達、少なくとも俺はお前とやって行きたいって思ってるんだけどな」

( ^ω^)「・・・はいお・・・」

ブーンは罪悪感で胸が張り裂けそうだった。

(´し`VP)「まぁ、次の全国ツアーまではやるんだろ?」

( ^ω^)「8月でしたっけお」

(´し`VP)「夏休みは客の書き入れ時だからな」

( ^ω^)「楽しみですお」

ブーンは目の前に迫る予定をこなすので精一杯だった。
手当たり次第に求人を出しているところに電話をしたが、
染髪・長髪・ピアスはダメなところが多く、なかなか見つからなかった。

569 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:01:11.06 ID:Ur1EFjQX0
( ^ω^)「うーん、本当にどうしよう。
        ツンの出産費用だけで40万は要るし、結婚式をするならもっといるお」

ギターを抱えながら夜道を一人歩いていると、すれ違った人がブーンの名前を呼んだ。

ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ 「おい、ブーンじゃないか?」

( ^ω^)「はいお?・・・って、プニプニ!久しぶりだお!」

ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ 「久しぶり~!その格好だと未だバンドやってるんだね!」

( ^ω^)「未だって・・・VIPフラワーはどうなったお?」

プニプニは頭をぼりぼりとかきながら下を向いた。

ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ 「・・・解散したんだよ。」

( ^ω^)「えっ!」

571 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:03:45.77 ID:Ur1EFjQX0
ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ 「ショボンのヤツがしぃちゃん妊娠させちゃってな。
        結局おろしたみたいだけど、その後もなんかしぃちゃんとゴタゴタあったみたいで
        一回ライブ滅茶苦茶にされたんだ。それ以来どこのライブハウスも
        出さしてくれなくなってな。あいつぁダメだ。ドラムの腕は凄いが
        女関係をバンドに持ち込んでくる。」

( ^ω^)「そ、そうかお・・・」

ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ 「いい機会だと思って俺とアッーは就職したんだ。
        のび助はまたアメリカに行って、向こうでバンドやるらしい」

( ^ω^)「・・ショボンは?」

ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ 「さあ・・・どうだろう。あいつだけは連絡取れないんだ。」

572 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:04:33.08 ID:Ur1EFjQX0
ブーンはとても残念だった。
自分が青春を共にしたものが跡形もなく崩れ去り、
同じ夢を見た仲間はそれぞれ違う夢や現在に追われ、
まるで自分が浦島太郎になったかのような錯覚にブーンは残念さを隠せなかった。

ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ 「お前が活躍してるのは雑誌で見て知ってたよ。
        応援してるからな。俺の分まで頑張ってくれよ、じゃ」

プニプニはそういってブーンに背を向け歩き出した。
よく見ればプニプニは汚れた作業着にコンビニ袋を下げている。
疲れた背中はあのころよりもずっとまるまって、一緒に演奏していた頃の
元気なプニプニの影はどこにもなかった。
弦を弾いた指は今となってはオイルに塗れ、きっとギターなんか弾く暇もないんだろう。
そんなプニプニの気持ちを思うとブーンはとてもやるせない気持ちになった。

( ^ω^)「プニプニ・・・」

577 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:09:47.91 ID:Ur1EFjQX0
ブーンがうちに帰ると、いつものようにツンがご飯の準備をしていた。
まだまだお腹は目立たないが、ツンは少しだけ出てきたお腹を庇うように
慎重な身のこなしで料理をしている。

( ^ω^)「ただいまお。今日はおでんかお」

ξ゚?゚)ξ「もう春なんだけど、大根が安かったのよ」

( ^ω^)「大根大好きだお」

ξ゚?゚)ξ「ならよかったわ。あ、ブーン、この子、男の子ですって」

ツンはおなかをくるりと一周撫で回して見せる。

( ^ω^)「本当かお!?名前を考えなきゃいけないおー・・・」

ξ゚?゚)ξ「どうやって決めようかしら?」

578 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:10:04.93 ID:Ur1EFjQX0
( ^ω^)「ここは安価だろ>>590」

ξ゚?゚)ξ「ええ!安価!!?」





590 :VIPがお送りします :2006/04/25(火) 23:13:12.68 ID:mud0+IV10
スカルチノフ

592 :VIPがお送りします :2006/04/25(火) 23:13:44.46 ID:edf5kSNQ0
>>590
ktkr





594 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:14:22.71 ID:Ur1EFjQX0
( ^ω^)「とまあ、無事に名前も決まったわけだが」

ξ゚?゚)ξ「・・・まさか本当に安価で決めてしまうとは・・・ブーン・・・」

( ^ω^)「じゃあツンはどんな名前がよかったんだお?」

ξ゚?゚)ξ「ま、正男とか・・・」

( ^ω^)「工作員乙」

こうして2人の子供の名前はスカルチノフになった。

598 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:17:44.38 ID:Ur1EFjQX0
( ^ω^)「ツン何してるおー?」

ξ゚?゚)ξ「母子手帳見てるのよ」

ツンは風呂の後、よくこうして母子手帳とにらめっこする時間があった。


( ^ω^)「ふーん、どんな事書いてるのかお?」

ξ゚?゚)ξ「うーん、予想体重とか、予定日とか」

( ^ω^)「予定日!聞いてなかったお、そういえばいつなんだお?」

ξ゚?゚)ξ「8月28日よ」

(;^ω^)「!」

ξ゚?゚)ξ「何よ」

( ^ω^)「は、8月にVIPPERで全国ツアーがあるんだお・・・」

ξ゚?゚)ξ「ええ!!?」

( ^ω^)「・・・ごめんお・・・」

599 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:23:54.26 ID:Ur1EFjQX0
ツンの我慢も限界に近づいていた。
結婚しようとは言ったもののけじめをつけようとしない、そして
趣味程度でとどめる事を条件に在籍を許したバンドなのに
我が子の誕生間近の全国ツアー。
僅かなのに、さらに不安定な収入。

ξ゚?゚)ξ「ブーン」

( ^ω^)「な、何だお」

ξ゚?゚)ξ「今月中にはっきりけじめをつけて。」

( ^ω^)「ちょ」

ξ゚?゚)ξ「私ブーンのご両親にも会ってないわ」

( ^ω^)「ぐ」

ξ゚?゚)ξ「そんなんじゃ結婚も出来ないわ」

( ^ω^)「む」

601 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:24:26.74 ID:Ur1EFjQX0
ξ゚?゚)ξ「じゃなきゃ私本当に出て行くわ」

( ^ω^)「だからどうしていつもそうやtt」

ξ゚?゚)ξ「じゃあ行動に移して見せてよ」

ツンの言うことはもっともだ。
ブーンは自分の今までの行動を恥じた。

603 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:34:42.33 ID:Ur1EFjQX0
( ^ω^)「とりあえず、実家にでも電話するお」

ブーンは長い事連絡をしていなかった実家に電話をかけた。
ブーンの実家は滋賀県の片田舎。
高校を卒業してすぐ実家を出たきりだから、どれくらいぶりになるだろう。

( ^┏┓^)「もしもし」

( ^ω^)「・・・トーチャンかお」

( ^┏┓^)「お、ブーンじゃないか!!!
          おい、母さん!ブーンだ!!!」

J( ^ω^)し「ブーン!?もしもし!?カーチャンだよ!!」

( ^ω^)「カーチャン、話があるんだお」

J( ^ω^)し「何かしら?仕事はどう?うまくいってる?ちゃんとご飯食べてる?」

ブーンのカーチャンは興奮気味にブーンに話しかけている。
電話の向こうではブーンの兄夫婦や祖母も集まって
久しく連絡をよこしたブーンを喜んでいる様子だった。
ブーンは尚更言い出しにくかった。

605 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:35:21.11 ID:Ur1EFjQX0
そういえば自分は就職の為に実家を出て京都に住んだのだった。
ブーンの両親はブーンが高校生の時こそバンドをするのも応援してくれたが、
実家を出てからは音楽から足を洗ったと思っており、またそれを望んでいた。
ブーンはそんな家族を疎ましく思い、誰にも邪魔されずに自分の夢を追いかけるため
家族に嘘をつき今日まで来たのだ。

( ^ω^)「し、仕事は順調だお。
       それより、カーチャン、僕に子供が出来たんだお・・・」

J( ^ω^)し「なんですって!?」

( ^ω^)「とてもいい人だし、僕は結婚したいと思ってるから会って欲しいんだお」

J( ^ω^)し「そういうことならカーチャン大歓迎だよ。
        彼女は身体は大丈夫?その話もゆっくりしたいし、今度の休みにでも
        彼女連れて実家に帰っておいで。結婚となれば向こうのご両親にも
        挨拶しなきゃいけないだろ?」

( ^ω^)「ありがとう、カーチャン・・・」

久しぶりなのに昨日逢ったのように暖かく迎えてくれた家族を
ブーンはありがたく感じていた。





609 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:41:49.71 ID:Ur1EFjQX0
(´・ω・ `) ここからちょっとだけハイスピードで時が流れますyp






610 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:42:11.33 ID:Ur1EFjQX0
( ^ω^)「ツン、あさって僕の実家にいくお。」

ξ゚?゚)ξ「え?」

( ^ω^)「僕の家族に会って欲しいお」

ξ゚?゚)ξ「解ったわ・・・。」

ツンは若干緊張していたようだが、いざブーンの実家に行って見ると
家族みんながツンとブーンの事を笑顔で迎えてくれ、
結婚も出産の事も快く承諾してくれた。
ブーンのトーチャンに至っては長年欲しがっていた娘が出来たようだと
まるで自分の娘のようにツンを可愛がってくれた。

611 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:42:28.24 ID:Ur1EFjQX0
ξ゚?゚)ξ「ねえブーン、こんなステキな家族が居ていいわね」

( ^ω^)「そうかお」

ξ゚?゚)ξ「ええ、私こんな家庭を作りたいな」

( ^ω^)「・・・今でこそトーチャンはあんなにまるくなったけど、昔はヒドイ暴力男だったんだお。
       カーチャンも僕も兄ちゃんもひどく殴られたお」

ξ゚?゚)ξ「そ、そうなの?」

( ^ω^)「でも僕のカーチャンは我慢強くトーチャンの傍に居続けたお。
       その結果がこれだお」

ξ゚?゚)ξ「そうだったの・・・。」

( ^ω^)「ツンは僕の傍にずっと居てくれるのかお?
        あんなことがあっても」

ツンは一瞬唇を強く噛んだ。

ξ゚?゚)ξ「居るわ。だって私にはあなたしかいないもの」

ブーンは無言でツンを抱き寄せた。

616 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/25(火) 23:50:09.94 ID:Ur1EFjQX0
ツンがブーンの実家に行ってから一週間後、
今度はブーンの両親とツン、そしてブーンがツンの実家へ挨拶に出向いた。
ツンの母親は親戚一同を呼び、派手にツン達をもてなした。

J゚?゚)し「今日はわざわざお越しいただいてありがとうございました。
     ふつつかな娘ですがよろしくお願いいたします。
     この子には片親という事でとても苦労をかけましたが
     内藤さんたちのようなステキなご家族に出会えて私も感激しております。
     至らないところも沢山あるとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします」

ξ;?;)ξ「ママ・・・」

ツンの母親も最初は驚きを隠せなかったようだが
近い将来生まれ来る孫の事を思うと喜びが勝ってしまったようで
その夜、ツンは母親からツンが生まれる時の話や
ツンの母子手帳、へその緒などを譲り受けた。

J゚?゚)し「母親になるということは大変だけれど幸せな事なのよ。
     私がそうだったように、あなたもきっとわかる日が来るわ。
     内藤君とくれぐれも仲良くするのよ」

その言葉を聞いた時、ツンは急に寂しくなった。

ξ゚?゚)ξ「ママ、私いつまでもママの子供だよ」

J゚?゚)し「うふふ、もうこの子ったら。大丈夫かしら」

そう言ってツンの母親は台所に立った。
暗い台所でツンの母親は誰にも見られないように
そっとエプロンで涙を拭った。

797 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/26(水) 22:34:30.53 ID:53lMHFAx0
それから更に3ヶ月が過ぎた。
相変わらずブーンはツン以外には内緒でバンドを続けていた。
仕事も定職が見つからず、結局は建築現場で日雇いの解体作業をして
なんとか生活を支えていた。
ツンの実家へ挨拶に行った後、2人は婚姻届を出し、せめてもの記念にと
貸衣装を借りて記念写真を撮った。
ブーンは結婚式すら挙げさせてやれない自分の不甲斐なさに苛立ちを
隠せなかったが、ツンはそのうち挙げればいい、焦る事はないんだと
ブーンを諭した。

( ^ω^)「ふー、ただいまだお。」

ξ゚?゚)ξ「おかえりなさい。あらら、泥まみれじゃない。お風呂沸いてるわよ」

(*^ω^)「た、たまには一緒に入るお」

ξ///)ξ「し、仕方がないわね」

799 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/26(水) 22:35:36.94 ID:53lMHFAx0
( ^ω^)「ふいー、やっぱりセパレートのお風呂は最高だお。」

ξ゚?゚)ξ「本当、引っ越して正解ね」

ツンとブーンは結婚祝いに双方の両親からもらったご祝儀で
広い家に引っ越してきた。市の中心部からは少しはなれたところだが、
破格の家賃と静かな環境に二人はとても満足していた。

( ^ω^)「お、ツンお腹大きくなったなぁ」

ξ゚?゚)ξ「うふふ、そうでしょ。触ってみる?」

ツンは妊娠25週に差し掛かり、お腹もだいぶ目立つようになってきた。
お腹が大きくなってくると普段の生活にもだいぶ支障が出てくる。
うつ伏せで寝ることは出来ないのは勿論、仰向けでも寝るのが苦しくなってくるのだ。
大きくなった胎児がお腹を圧迫し、母体が就寝中に貧血を起こしてしまうケースもある。
そのぐらい大きく、重たくなったお腹を抱えているのだから寝返りを打つのも一苦労だ。

800 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/26(水) 22:37:01.16 ID:53lMHFAx0
( ^ω^)「どれどれ、お父さんですよ、だお」

ブーンはおそるおそるツンのぽっこり膨らんだお腹に手をやった。
その時、内側から何かが膨らむような、例えるなら掌で頬を触って、
舌で内側から頬を突くようなそんな感覚がブーンの掌に走った。

( ^ω^)「うひゃあ、なんだお」

ξ゚?゚)ξ「あら、蹴られたのね」

今まで感じた事の無い感覚に、ブーンは驚いて湯船から飛び出した。
ツンはそんなブーンを見て滑稽だと笑い飛ばした。

( ^ω^)「蹴られたって、じゃあ赤ん坊がお腹を蹴ってるのかお?
       痛そうだお・・・」

ξ゚?゚)ξ「うーん、痛くはないけどびっくりはするかな?」

妊娠とは不思議なもので、よくよく考えれば全くの別人格が
自分の体内で生まれ、成長していくという事なのだから
まったく人体の不思議は計り知れない。

( ^ω^)「ほーん。このまますくすくと元気に育って欲しいお」

ブーンは女体の神秘にただただ感嘆を漏らすばかりだった。

801 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/26(水) 22:38:35.66 ID:53lMHFAx0
( ゚∀゚) 「いよー、ブーン!コドモの調子はどうだい」

ジョルジュが咥え煙草で向こう側から歩いてくる。
相変わらずいつもと同じライダースを着て猫背で、早足で。
どうやら最近ジョルジュは喉の調子が良くないらしく、
病院にかかっているようだ。

( ^ω^)「お陰さまで超がつくほど順調ですお」

( ゚∀゚) 「そいつぁ嬉しい限りだな!生まれたら抱かせてくれよ。」

( ^ω^)「勿論ですお。ジョルジュさんこそ大丈夫ですかお?」

( ゚∀゚) 「ああ、大分マシになってきた気はするよ」

( ^ω^)「もうすぐツアーだから大事にしてくださいお」

( ゚∀゚) 「わーってるよー。キタみたいな事言うな。お前w」

ツアーまであと3ヶ月。
VIPPERの準備も着々と進んでいるようだ。

808 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/26(水) 22:55:21.13 ID:53lMHFAx0
(n‘∀‘)η「ふう、やっと終わった・・・」

誰も居なくなったスタジオの中でキタは一人作業を進めていた。
キタの一日は朝6時に起きて夕方6時まで就職先の会社で働き、
6時から遅い時には1時までスタジオでVIPPERのローディとして活躍する。
キタにまともな睡眠時間は用意されていなかった。
しかし、キタは睡眠時間よりも楽器を勉強する時間の方が大事に思えたし、
だからこそ長年VIPPERのローディが勤まってきたのだろう。

(n‘∀‘)η「眠いなぁ。。。今日はここで寝て帰っちゃ・・・ダメだ。 
       ちゃんと帰んなきゃ」

キタは眠い眼を擦りながらスタジオを後にした。
入り口を出ると見たことのあるスカイラインが止まっている。

(n‘∀‘)η「・・・いまいさん・・・」

(´し`VP)「遅くまでご苦労様。家まで送っていくよ」

いまいはキタを助手席に乗せ、ゆっくりと夜の繁華街を走り出した。
低いシートに座っているとまるでこの道路を滑っているようで
心地良い振動にキタは眠ってしまいそうになる。

(´し`VP)「キタ、寝ててもいいよ。着いたら教えるから」

(n‘∀‘)η「すいません・・・。」

809 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/26(水) 22:56:08.98 ID:53lMHFAx0
いまいはキタに優しかった。
勉強熱心で要領も良く、仕事もきっちりこなしてくれる真面目なキタを
いまいはとてもかっていた。
出来るだけキタの負担を減らしてあげたい、いまいはそう思って
こんな風に車で送ったりしていたのだがキタには違う風に受け止められていたようだ。

(n‘∀‘)η「あの、いまいさん・・・」

(´し`VP)「寝てなよ」

いまいはキタの気持ちに気付いていた。
気付いていたからこそ気付かないふりをしてキタを傷つかせないように、
そのまま夢を見させてやろうとした。
誰にでも優しい自分。でもそれが災いして誰かを傷つけてしまう。
そんな不器用さがいまいを苦しめた。

(´し`VP)「キタ、ついたよ。ご苦労様」

(n‘∀‘)η「ありがとうございました・・・いつもすいません」

(´し`VP)「いや、いいんだ。ゆっくりおやすみ」

それがいまいに出来る精一杯の感謝の気持ちだった。





810 :VIPがお送りします :2006/04/26(水) 22:58:28.73 ID:zVjS+b/2O
いまい…

811 :VIPがお送りします :2006/04/26(水) 23:01:14.49 ID:ZbwMPrBgO
ウホッかとオモタ

812 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/26(水) 23:03:47.08 ID:53lMHFAx0
ヒント:キタは女


813 :VIPがお送りします :2006/04/26(水) 23:04:37.63 ID:ZbwMPrBgO
>>812
ガチで知らなかったノorz





816 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/26(水) 23:20:20.66 ID:53lMHFAx0
ξ゚?゚)ξ「うう、苦しい。もう食べれないわ」

ツンはたまらなくなって箸を置いた。

( ^ω^)「ツン、どうしたお?ほんのちょっとしか食べてないじゃないかお」

ξ゚?゚)ξ「うーん、なんだかご飯が入らないのよ。ご馳走様」

( ^ω^)「もったいないから僕が食べるお」

妊娠期間も後期に差し掛かると子宮がせりあがってきて、
胃を圧迫する。そうなるとご飯も少ししか食べれない。
自分で持てる物の重さも段々減ってきて、最終的には
食パン、玉子、牛乳だけでも結構な負担になってしまうのだ。
たった10ヶ月の間に10kg(もしくはそれ以上)体重が増えるのだから
身体への負担も結構なものである。

( ^ω^)「予定日まであと3ヶ月かー、早いもんだお」

ξ゚?゚)ξ「ほんと、あっという間ね。未だ実感がわかないわ」

ツンは後ろに手をつき、両足を前に放り出して座りなおした。
大きくなったお腹が邪魔をして既に自分の太ももが見えない。
立ち上がっても自分の足元が見えず、ツンは少々不便だなと思った。

819 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/26(水) 23:31:14.07 ID:53lMHFAx0
けたたましい目覚ましの音でキタは目を覚ました。
窓の外はもう明るく、カーテンの隙間からまぶしい光が差し込んでいる。

(n‘∀‘)η「もう朝か・・・」

キタは手早く着替えると、顔を洗い、身支度を整えてその日もいつもと同じように
パンを一枚食べ、いつもと同じ時間にバイクに跨り家を出た。

820 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/26(水) 23:31:45.94 ID:53lMHFAx0
( ゚∀゚) 「いえ~い、いえ、いえ、いえ~~い」

VIPPERのスタジオではそれぞれ練習前の最終チェックに取り掛かっている。
各自チューニングをしたり、コード進行の確認をしたり様々だ。

(`・ω・´) 「よし、じゃあ始めようか」

シャキンがカウントを始め、一曲目の練習に取り掛かったところで
スタジオのスタッフがドアを開けた。

(´_`)「VIPPERさん、お電話です」

(`・ω・´) 「電話?」

リーダーであるシャキンはスタッフに呼ばれるままスタジオを出て、
電話をしに行った。

821 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/26(水) 23:32:16.11 ID:53lMHFAx0
(´し`VP)「シャキン遅いな・・・」

( ゚∀゚) 「どうしたんだろうな」

( ^ω^)「もう30分以上帰ってこないですお・・・」

シャキンがスタジオを出てから既に40分が経過していた。
電話にしては、遅すぎる。
一体誰が何の用事でかけてきたんだろう?
皆口にこそ出さなかったが心の中では同じ事を思っていた。

(`・ω・´) 「悪い、みんな遅くなって」

シャキンがゆっくりドアを開けて入ってきた。
心なしか顔色が悪いようだ。

( ゚∀゚) 「で、何だって?」

シャキンは俯いてため息と一緒に吐き出すようにつぶやいた。

(`・ω・´) 「キタが死んだ」





823 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/26(水) 23:33:25.54 ID:53lMHFAx0

  ( ゚∀゚)   今日は
  (  ⊂彡  


   _
⊂ヽ ゚∀゚)ヽ  ここで
  `ヽ  ヽ' ))


    _
  ( ゚∀゚) ミ  おわりっ!
 γ 二つ つ


827 :VIPがお送りします :2006/04/26(水) 23:35:41.08 ID:zVjS+b/2O
キタああああああああああああああああああ
。゚(゚´Д`゚)゚。

829 :VIPがお送りします :2006/04/26(水) 23:37:04.91 ID:3RJBTPEZ0
なんて引っ張り方をするんだ
wktkwktk

838 :VIPがお送りします :2006/04/26(水) 23:53:45.62 ID:kI/FgHlU0
ここの作者は終わらせ方が上手いよな

840 :VIPがお送りします :2006/04/26(水) 23:57:16.66 ID:ydr45ybr0
ちょwwwwwwwこんな所で終わらせるなんて悪魔wwwwwwwwwwwwwww

795 :作者 ◆UlzhpOM.9Q :2006/04/26(水) 22:33:09.18 ID:53lMHFAx0
お知らせ
   今週中には物語がTHE ENDですお



ξ゚?゚)ξが身篭ったようです その12
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【2006/04/27 01:41】 | 〆(・ω・ ) ヨミモノ | トラックバック(0) | コメント(2) |
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コメント
キタ・・・
【2006/04/27 23:41】 URL | 名乗るのマンドクセ('A`) #79D/WHSg[ 編集]
キタ━━━(;´Д`);´Д`);´Д`);´Д`);´Д`)━━━━!!!
今週で終わっちゃうのか(´・ω・`)
【2006/04/28 19:56】 URL | 名乗るのマンドクセ('A`) #79D/WHSg[ 編集]
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