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( ^ω^)ブーンが夢をかなえたようです 前編
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1149163153/

<前編>
第1話 第2話 第3話

<後編>
第4話 第5話 第6話





1 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 20:59:13.41 ID:E9yqRx720
子供の頃の夢を実現させた奴ってどれくらいいるだろう?
それも作文とかで、夢は宇宙飛行士とかロボット作成とか、そういうのを何の疑問もなく語れる頃の。

小さい頃だし、それが普通かもしれないけど、僕のクラスの連中も結構無茶な夢ばかり書いてた気がする。
・・・まあ、名前覚えてる子もいないけど、たぶん誰も実現させてないだろう。


僕の場合、20歳で宝くじの1等賞を当ててお金持ちになる、何ていう凄くふざけた作文を書いてた。


(;^ω^)「よりによって・・・実現するとは思わなかったお」


今、薄暗い自室で眺めてる紙切れ・・・昨日までは本当にただの紙切れだった。
気まぐれに買った「VIP・GAME」という宝くじ。
当選者がいなければ加算されていくタイプの宝くじで、今回の当選金額は過去最高額になっていた。

で、430億円?実感がまるでわかない。
さっき気がついてから、番号に間違いない事も、当選者が1人だけ出た事も確認した。
この歳になって初めて、漫画でやるような頬をつねって夢じゃない・・・何ていう行為を何度も繰り返した。

・・・当選したという事実だけは把握できた。

2 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:00:23.12 ID:E9yqRx720
しかし、相変わらず実感がまるでわかない。
そう言えば、自分の許容量を超える問題に直面したときのアドバイスを、以前友達に聞いた事がある。


1、なかった事にする。

2、後回しにする。


こんな感じだったか?
ああ、これはひどい・・・ドクオのこういう所は好きだけど、今の場合これはネガティブすぎる。
とりあえず落ち着こう。
素数は良くわからないから他の事を考える。
・・・あれ、これってドクオ流の2?現実逃避って奴?

まあ、どうでもいいか。


厳密に言えば、昔作文に書いたままの夢じゃない。
実際、今の僕は25歳だし、当時の僕は金額も1億円くらいだと思っていた気がするし。

第一、基本的に現実はひどいものだ。
昔からうまく友達も作れず、何か特別得意な事もなく、あげく高校途中からは引き篭もった。
引き篭もった理由?周囲から多少馬鹿にされていた程度はあったか?
だけど、そんな事は今思えば大したことじゃない。
僕の場合は、どうみても自業自得です。本当にありがとうございました・・・だろう。

3 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:01:12.38 ID:E9yqRx720
結局2,3年引き篭もっただろうか。
成人した時に家から追い出されて、いやいや働きはじめた。
僕は何かと不器用だけど、致命的にコミュニケーションが駄目だ・・・原因はそんなところ?
いわゆる、誰にでも出来る、とか言われるようなバイトばかり選んでいた。

それでも長くもった所で1年くらい。

半年くらい前からは、3人しかいない友人の中で唯一の女の子、ツンに紹介してもらって同じ職場にいる。
業種は漫画喫茶の店員、一応社員扱いらしい。
このあたりの大地主で、結構ビルとかを持ってるらしい金持ちの2代目?そんなドラ息子が経営してる。
親の持ちビルの1フロアで適当営業、税金対策なのか経営者ぶって自尊心を満たしたいのか。
まあ、そんなことは駄目人間のやっかみだけど、適当な職場なのは高ポイントだ。

常駐してる店員は1名、12時間勤務2交代・・・週休1日。
はっきり言って、労働基準法に真っ向勝負を挑みすぎに見えるけど、実際はそうでもない。

まず、立地条件が悪すぎて、品揃えも偏ってるから、客が滅多に来ない。
24時間営業で年中無休のくせに、連続63時間客無しって記録があるくらい。

経営者含めて誰もやる気がないから、営業努力なんて言葉があそこでは死語だ。
勤務中は、適当に店のPCでネットしてるだけ、挙句寝ててもオッケー。
流石に給料はすずめの涙、それも仕方ないか。


・・・一番の高ポイントは別にあるし。

4 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:01:57.69 ID:E9yqRx720
軽く現実から逃げてみたけど、事態はちっとも進展してない気がする。
普通に自分の限界を感じてきた。

自分の限界でふと思い出した。
こういう時には友達に相談したらいいじゃないか。
幸い3人の友人はネットでIRCに常駐している。
ああ、職場のPCのアダプタが壊れて、僕が今日経費で買ってきた所だから、今仕事中のツンはいない。


PCは起動しっぱなし。
ディスプレイの電源を入れてIRCをチェック。

友人2名は今日も健在だ。
彼らとは、引き篭もり始めた頃にはまっていたネトゲーで、すごい廃人同士出会って以来の付き合い。
ネトゲーを辞めた今でも、2人ともIRCには常駐している。
2年ほど前からは、また別のネトゲーつながりで、ツンも加わるようになったのだが。
全員現在は同じ市内に住んでいるが、4人で直接会う事は滅多にない。


(;^ω^)『【緊急】VIP・GAMEに当選した件【緊急】@@@』

('A`)『あー、はいはい。ブーンがそういう事を言ってると、黄色い救急車が迎えに来るぜ?』

(´・ω・`)『うん。済まない。いくら僕達が暇でもそんな餌には釣られないよね』

(;^ω^)『ちょwww本当だお!ネットでも確認できるお!見てみるお!』

5 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:02:47.08 ID:E9yqRx720
2人の言葉はもっともな気もする。
実際本人も今ひとつ把握出来ていないのだから。


('A`)『そう言われてもお前の番号知らねぇし。んー、お互い現実に追われてるうちに病んできたよな』


ああ、ドクオの追い討ちも、これまたもっともだ。
こっちの番号を見せない事には確認しようがないし、現実からフラフラ逃げ続けて疲れてるのも本当。

出会った当時、僕は親のすねを食いちぎる勢いのニートで、2人は収入源不明だがやはりニートだった。
僕が家を追い出されて、いやいや働き出したのと同じ頃、彼らも収入源が潰れたらしい。
ある日唐突に、2人で探偵を始めたとか聞いた時には驚いた記憶がある。

・・・まあ2人とも事務所と家から、常にIRCにログインしていて、まるで忙しそうは見えないが。


(´・ω・`)『いや、ちょっとまって・・・これはすごい』

('A`)『あー、何?ショボンまで一緒に釣り?いつの間にか今年もエイプリルフール?』

(´・ω・`)『いや。君、自宅PCはチャットのログ残してる?』

('A`)『ん?まあ残ってるけど何だ?』

( ^ω^)『そうだお!!!2,3日前の夜に職場から番号言ったはずだお!!111』

6 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:03:33.52 ID:E9yqRx720
('A`)『はいはい、えーっと、ログな。コレか?・・・僕は神山満月ちゃん!』

(´・ω・`)『いや、その発言の30分後』

('A`)『あー、はいはい、あるね、番号。で、確認しに行ったところで釣れましたってか?』

(;^ω^)『ちょwwwドクオ!いくら僕が暇でも、そんな手の込んだ嘘はつかないお!』

(´・ω・`)『はい、確認できるサイトのURL』


ショボンが「VIP・GAME」の公式サイトURLをチャットに貼り付けた。
というか、確認してるはずなのに、何故この人は冷静そうなんだろう?


(;'A`)『あwせdrftgyふじこlp;』

(;^ω^)『わ、わかりやすいリアクションサンクスだお』

(;'A`)『ちょwwwwおまwwww430億ってwwwwありえねええええええ』


僕自身、パニックを通り越して放心していたくらいだし、ドクオの反応はもっともだ。

7 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:04:20.22 ID:E9yqRx720
(;^ω^)『いや、僕も正直どうしたもんだかさっぱりだお』

('A`)『いや、どうしたもんだかって、そりゃお前・・・』

(´・ω・`)『うん。一生くらいじゃとても使い切れないよね。税金もかからないみたいだし』

(;^ω^)『その発想はなかったお。マスターは何でそんなに冷静なんだお?』


ショボンは出会った頃、一緒にやっていたネトゲーでギルドのマスターだった。
僕はその頃からの癖で、今でも何となくマスターと呼んでいる。
彼は僕とドクオより年上で30歳くらいのはずだが、こういうところは年齢のせいじゃないと思う。


(´・ω・`)『冷静?これが冷静?・・・冷静なのは僕?』

( ^ω^)『ここでEVAネタかお!さすがマスターだお!』

('A`)『まあ、そのあたりはショボンだしな。っつうか、ブーンはどうしたいとかねぇのかよ』

( ^ω^)『お?それを相談しようと思ったんだお!』

(´・ω・`)『そうだね。買いたい物とかやりたい事とか』

('A`)『そういや、いつも限定版がどうこう言ってるけど、どうなのよ、実際』

(;^ω^)『その発想もなかったお。鬼才現る!!』

8 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:05:20.47 ID:E9yqRx720
(´・ω・`)『まあ、換金する前から、無理に考える必要もないんじゃないかな?』

('A`)『あー、そうだな。やるべき事からこなしてかねぇとな』

(;^ω^)『そ、その発想すらなかったお』


やはり客観的な意見は参考になる。
言われてみれば全て当然の事だけど、1人で考えていた時には思いつかなかった。
430億円なんて正直なところ底が見えない。

客観的と言えば、この2人はおごれとか分けろとか、そういう発想はないのだろうか?
金に困っている話はあまり聞いた事がないが、別に有り余っているわけではないはずだ。


( ^ω^)『そういえば2人は欲しい物とかないのかお?』

('A`)『何?おごるってか。そういうのはきめぇから止めとけ』

(´・ω・`)『ドクオ、彼にそういうつもりがない事くらいわかるよね?』

('A`)『あー・・・悪い。ブーン、気持ちだけ貰っとくわ』

(;^ω^)『いや、ドクオ。今のは僕が悪かったお・・・』

9 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:06:02.00 ID:E9yqRx720
この2人とは何年もずっと、朝から晩までチャットで語り合ってる。
だからといって、全てがわかるはずはないけど・・・ひとつ確かな事はある。
どんな時も僕の状況に関係なく、友好的でいてくれている。
似た者同士気が合うだけだとか、前にドクオは言っていたけど・・・。

それでいて3人とも普段の関係に、どこか一線をひいている事に気がついたのは、社会に出た後だった。


(´・ω・`)『うん。済まない。だけど覚えておいたほうがいい事もあるよね』

( ^ω^)『お?何だお?』

('A`)『俺らや・・・後はツンもか。お前がどうなろうと、お前とは同じような関係でいるだろうけどな』

(´・ω・`)『うん。ほとんどの人にとっては、君がこうなった時点で、君はもう別人って事だね』

('A`)『ああ、たぶん人類の99.99・・・%にとっちゃ、そんな感じだぜ』

(´・ω・`)『気持ちの良い話じゃないけどね。それだけの大金は、個人の人格なんて簡単に塗りつぶすよ』

( ^ω^)『そういうものかお?』

10 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:06:43.74 ID:E9yqRx720
僕が、今までまともに向き合ってきた人間は、どれくらいいるだろう?
思えば自分の両親ですら自信がない。
少なくとも今では、2人やツンよりもずっと疎遠だ。
そんな調子だから、2人の言う事にも今ひとつ実感がわかない。

ツンと言えばそろそろ交代の時間が近い。

2人の話はきっと間違いないだろう。
当たり券は上着の内ポケットに入れて、肌身離さず持ち歩く事にした。
カバンにPCのアダプターも入れたし、後は職場からチャットを続ければいいだろう。


(´・ω・`)『そういうわけで、君はよほど注意しないといけないよね』

( ^ω^)『thx!把握したお!ツンと交代の時間になったから、職場に着いたらまたすぐ来るお!』

(;'A`)『ちょwwwwww全然わかってねええええ!!!待てって!!111』


結構ギリギリの時間になってしまった。
職場の店は、家から自転車をとばして10分程度だが、今からだと5分程度しか余裕はないだろう。

せっかくビックニュースもある。
こんな事でツンの機嫌を損ねたくない。

僕は全力で自転車をこぎだした。

11 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:07:32.32 ID:E9yqRx720
携帯を忘れたから時間を確認できないが、まだ夜9時の交代時間には余裕があるはず。
家から職場までの新記録を達成したんじゃないだろうか。

とは言え、出発する時間が遅かったし、いつもの出勤時間より遅いはず。
職場のビル前に自転車を置いて、そのまま6Fの店までエレベータで一直線。


ξ#゚?゚)ξ「遅いっ!アンタ、今日は私にオー!マイキーのDVDが届いてるの知ってるわよね?」


努力が報われる事は少ない、何ていうのは当たり前だけど・・・残念ながら機嫌を損ねてしまったようだ。
まだ交代時間には多少余裕があるはずだが、待ち構えるように店の入り口に立っていた。

すでに忘れさられているようなルール、Yシャツ着用は守って下はジーンズ。
どこかちぐはぐな気もするが、ツンのそれは良く似合っていると思う。
性格と比例するように、気の強そうな印象の目つきも好きだけど・・・5歳も年下のツンが今は正直怖い。
少々情けない気はするけど、怖いと思いながらも、ツンとはまっすぐ向き合えるのだからマシだろう。

気の小ささには自信がある・・・ちょっとでも怖いと思ったら、全力で逃げるのが僕の主要成分だ。


(;^ω^)「ちょwwwツン、今はマイキーどころじゃないんだお!」

ξ#゚?゚)ξ「どころ?殺すわよっ!ああ、もうっ!アンタの言い訳なんか聞いてる場合じゃないのっ!」

13 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:08:17.92 ID:E9yqRx720
何故それほどまでに、ツンがマイキーに惹かれてるのかは・・・はっきり言って一生わかりそうにない。
だけど、今は本当にそれどころではない。
これ以上状況が悪化する前に、率直にきり出すことにした。


( ^ω^)「まあ、落ち着いて聞くお?僕、VIP・GAMEに当選したんだお!」

ξ;゚?゚)ξ「ハァ?アンタが言うと、パラノイアじみた冗談は冗談に聞こえなんだからやめてよね」

(;^ω^)「何かついさっきも、似たような事を言われた気がするお・・・」

ξ゚?゚)ξ「はぁ・・・それ、どうせドクオあたりでしょ?不本意だけどこの意見は一緒よ」

(;^ω^)「それはひどいお!本当だったらどうするつもりだお!」

ξ゚?゚)ξ「はいはい、ホントだったら何でもしてあげるわよ。ってもう、それどころじゃないのっ!」

( ^ω^)「mjd!セクロスフラグktkr!」

ξ゚?゚)ξ「何だ・・・いつもどおりみたいね。それならいいけど、少しぐらいは現実も見なさいよ」


何かとてつもなく不本意な形で安心された気がする。

まあ、1ミリも「VIP・GAME」の件は信じていないのだろう。
その証拠に今も、職場で受け取ったオー!マイキーDVD片手に、全力で帰ろうとしているし。
いくらマイキーとはいえ、普通に考えて430億円には敵わないだろう。

14 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:09:17.94 ID:E9yqRx720
( ^ω^)「っていうか、それ、買ったならいつでも見れるお?だから、今は・・・」

ξ#゚?゚)ξ「アンタ、いい加減にしなさいよ?ああ、アイツ等が連絡よこせって!じゃあねっ!」


それだけ言うと、ツンは全力ダッシュでエレベーターにけ駆け込んで去っていった。
とても制止出来る雰囲気ではなかったし・・・仕方ない。
後でIRCに入ってくるだろうから、その時にでも伝える事にしよう。
世の中妥協が大切だ・・・っていうのも、ドクオの話だっただろうか?


( ´∀`)「やれやれ、あの子のマイキー熱も大したもんだな」

( ^ω^)「だおだお。あれ?社長来てたのかお?」

( ´∀`)「いや、すぐ近くにいたし。お前もな・・・隣にいる経営者の存在にくらい気づけよな」

(;^ω^)「あ、あぅ、いや、常日頃、社長には敬意を払ってますお?」

( ´∀`)「お前らからは、不思議とそういうの全然伝わって来ないんだけどな」

(;^ω^)「き、気のせいだお!」

( ´∀`)「まあ、いいや。俺これからディナーだし。お前もたまにはいい物でも喰えよ」

(;^ω^)「把握したお」

15 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:09:50.08 ID:E9yqRx720
この衝撃的に安月給な状況で、どうやってコイツの言うようないい物が喰えるのだろう?
そもそもそういうのにあまり興味がない。

それでも僕は、どうせまともに仕事をしてないし、ついでに敬語のひとつも出来やしない。
イエスマンでいるだけで許容されるなら、適当に聞き流せばいいだけの話。
こういうのは、ショボンから聞いたのだっただろうか?

・・・何だかあの2人、僕の保護者なんじゃないかと思えてくる。


そんな事を考えてるうちに、いつの間にか社長は帰っていた。


そう言えばさっきツンから、あの2人に連絡しろって伝言を聞いた気がする。
まあ携帯も忘れた事だし、職場のPCもアダプターをつなぐだけで復活だ。
連絡はIRCでいいだろう。
というわけで、早速PCにアダプタをつないで起動。

起動するまでの間、忘れないうちに領収書をまとめて、経費をレジから拝借しておく。
ついでに店内を見回してみたが客もいない。
はい、今日のお仕事終了。
PCも起動が終わったし、12時間の暇つぶしを始めよう。


とりあえずIRC起動。
例によって2人とも健在だ。

16 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:10:29.72 ID:E9yqRx720
( ^ω^)『というわけで、職場からこんばんわだお』

(#'A`)『あー、というわけでじゃねぇ!お前全然わかってねぇだろ!!11』

(´・ω・`)『まあまあ・・・君も落ち着こう』

(;^ω^)『お?お?どうしたんだお?』


('A`)『オッケー・・・ブーン、お前時給いくらだ?』

( ^ω^)『えっと、月給だから計算難しいお。月給は12万くらいだお』

(´・ω・`)『うん。そのペースだと、430億稼ぐのに3万年くらいかかるよね』

(;^ω^)『ちょwww3万年ってwww』

('A`)『まあ、そういう事だ。だらだら仕事してる場合じゃねぇだろ・・・』

(´・ω・`)『当たり券は、ちゃんと保管してる?』

( ^ω^)『それはばっちりだお!肌身離さずもってるお!』

(´・ω・`)『今、お客さんとかいるの?』

( ^ω^)『お?いないお?』

18 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:11:08.62 ID:E9yqRx720
('A`)『はぁ・・・お前なぁ。そういう事いうけど、俺らが奪いに来るとか思わねぇわけ?』


その発想はなかった。
というか、2人がそういう事をするっていうのは、430億円という金額以上に・・・


( ^ω^)『・・・それこそ現実味がわかないお』

('A`)『あー、悪い。俺いらねぇ事いったわ』

(´・ω・`)『うん、僕も。済まない』

( ^ω^)『お?いや、心配してくれてるんだお?』

('A`)『んー、お前、今日くらい仕事さぼれねぇの?』

( ^ω^)『それはツンに迷惑がかかるお』

(´・ω・`)『確か休日に入るバイト君がいたよね。かわってもらったらどう?』

( ^ω^)『それはたぶん可能だお』

('A`)『余計なお世話だが、今回はちっと見てられねぇ』

(´・ω・`)『明日一番には手続きするとして、少しばかり付き合うよ』


第1話 完





17 :VIPがお送りします :2006/06/01(木) 21:10:46.54 ID:fB/8/w+gO
おいおい、>>1よ。
現実から逃げ切るようですの設定パクってんじゃねぇよ…って、本人かよ!!

19 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:13:02.94 ID:E9yqRx720
ええ。
現実からの作者、本人ですね、うん。

設定というか、開始2,3年前の時点で状況が変わっているだけで
出てくる奴等は基本的に同じ人と思ってもらっていいです。

一応今回は救いのある話に出来たと思うです。


22 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:14:47.90 ID:E9yqRx720
例によって最後まで出来ているので
暇な人は付き合ってくれるとうれしいです。

1話ごとがちっとながいので10分ずつくらい休憩しても
バチはあたらないかなとか生意気に思っているのです。
すいません。






27 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:20:44.82 ID:E9yqRx720
常日頃感じている事だけど、僕はかなりの駄目人間だ。
それでも以前よりは、かなりまともになっているのだけど。

実家から追い出された後、2人に何かとアドバイスされたおかげで、かろうじて食いつないでいる感じ。
あのままニート一直線で生きてたらとか、考えるだけでむなしくなる。

むなしくなる事をわざわざ考えていても仕方ない。
出来る事からやって行こう。

バイト君に連絡をとり、何とか頼み込んでかわってもらう。
・・・とっくの昔に他界している祖父に、悪いけれどもう1回死んでもらった。
金ならすごい事になっているのだから、今すぐ出せる5千円程度を渡してもよさそうな気はしたけど。
IRCでドクオから、そういう普段しない事をしようとするのがよくねぇ・・・とか言われた。

言われてみれば・・・何だか複雑な話だけど、僕にとっての5千円は本来大金だ。


30分後、来てくれたバイト君に、軽くキョどりながらも礼を言って、ボロが出る前に退散。
店の外で合流する約束の2人を探す事にする。
ショボンは、今の時間なら車でドクオのところによって来ても、20分はかからないと言っていた。


('A`)「よう、久しぶり。ブーン、流石にうれしそう・・・いや、ヘラヘラしてるのはデフォか」

( ^ω^)「お!4ヶ月ぶりくらいかお?ドクオは相変わらず不健康そうだお」

28 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:21:30.32 ID:E9yqRx720
ごちゃごちゃした模様の入った派手なシャツにレザーのズボン。
何だか全身に数えるのが面倒なくらい、じゃらじゃらとアクセサリーをぶらさげている。
そこらの入院患者より、よほど不健康そうな顔色でフラフラしているけど・・・彼はこれで普通だそうだ。
どこかチンピラっぽさがあるけど、会った時はいつもこの調子だ。

最初会った時も、ネットでの印象とズレがなくて気にならなかった。


('A`)「あー、そのあたりはお互いのチャームポイントってことで・・・っとショボン来たか」

(´・ω・`)「うん。済まない。最近は路駐も厳しいからね」

( ^ω^)「マスターも久しぶりだお!」


ショボンはドクオと対照的に、スーツにYシャツ、ネクタイまでつけている。
ノートPC用のカバンを片手にぶらさげて、家から来たはずなのに仕事帰りのサラリーマンのようだ。
途中でなく帰り・・・なのは、夜って事より全身にただよう・・・どこか疲れたような態度のせいだろう。
どこをとっても変わったところがなく、結局特徴はないけど容姿端麗って奴だと思う。

・・・このあたり正直うらやましい。


(´・ω・`)「さて、ここで立ち話も何だし、移動しようか」

('A`)「だな。この近くだと何あったっけか」

31 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:22:33.24 ID:E9yqRx720
( ^ω^)「歩いて5分くらいのところに、小さいカラオケ屋があるお」

('A`)「んー、1年ぶりくらいだなカラオケ。まあ、それでいいんじゃね?」

(´・ω・`)「うん。僕も1年ぶりくらいだね。いいんじゃないかな」

( ^ω^)「奇遇だお。僕もそんな感じだお」

(´・ω・`)「お嬢さんもあわせて、4人そろって行った時以来なだけじゃないのかな」


ショボンの言うとおり、大した事はない話。
交友関係が狭いという点に関して、僕らはそろって似た者同士だし。
3人で雑談をしながら、歩いてカラオケ屋に向かう。


( ^ω^)「2人とも最近は仕事どうだお?」

('A`)「あー、どうだって言われてもなぁ。ほとんど一日中チャットしてるだろうが」

(´・ω・`)「まあ、今は不自由もしてないし、暇なのはいい事だよね」

('A`)「そういや、ツンにVIP・GAMEの件は言ったのか?」

(;^ω^)「・・・パラノイアと診断されたお」

32 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:23:32.41 ID:E9yqRx720
('A`)「奴と同じなのが気にいらねぇけど、そういう反応したしな・・・俺も」

(´・ω・`)「その反応は仕方ないけど、せっかくだからお嬢さんも呼んでおこうか」

( ^ω^)「お!そうだお!本当だったら何でもしてくれるって言ってたし、全力で呼び出すお!」

('A`)「はっ、そりゃいいわ」


早速ドクオがうれしそうに携帯をいじり出す。


(´・ω・`)「そう言えば、君は携帯どうしたの?さっき掛けたけど出なかったし」

(;^ω^)「お・・・それは済まなかったお。急いでたから家に忘れたんだお」


('A`)「あー、駄目だ。電源切ってやがる」

(;^ω^)「あ・・・ツンは今マイキー中だから切ってるんだと思うお」

(´・ω・`)「うん。なるほど。たしか今日届くとか言ってたね」

('A`)「ったく、あんなきめぇマネキンのどこがいいんだ?」

(;^ω^)「ドクオ、ツンにそれ言ったらマジギレされるお」

33 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:24:19.82 ID:E9yqRx720
(´・ω・`)「まあ、僕はPC持ってきてるし、後でIRCから呼び出したら気がつくかもね」

('A`)「だな。とりあえず先に行っとくか」


僕らもそうだけど、ツンも実家を出ていて1人暮らしだ。
ついでに全員そろって暇人。
お互い用事がなければ呼び出さないかわりに、呼び出したときは仕事でもなければ滅多に断らない。

雑談をしているうちにカラオケ屋に到着。
4人という事で部屋をとった。
とりあえず今は、3人でドリンクメニューをながめてる。


(#^ω^)「ポーションを置いてないとは、なってないカラオケ屋だお!女将を呼べお!」

(;'A`)「いや、ポーション置いてるカラオケ屋がありえねぇから。俺はコーラだ」

(´・ω・`)「僕はウーロン茶かな」

(´ω`)「仕方ないから僕もコーラでいいお・・・注文してくるお」


備え付けの電話で注文すると、1分程度ですぐに届いた。
ここもうちの店ほどじゃないけど暇なのだろう。

36 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:25:07.25 ID:E9yqRx720
(´・ω・`)「さてと、くどくなるけど聞いておいて欲しい事があるんだ」


ツンを呼び出すためだろう、カバンからPCをだして準備をしながら、ショボンが話し始めた。


( ^ω^)「なんだお?ばっちこいだお!」

('A`)「あー、俺らお前に対しては、そういうつもりはねぇ。先にそれは断言しとく」

(´・ω・`)「うん。だけど君の認識は正直甘いところがある」

(;^ω^)「そ、それはさすがに思い知ってきたところだお」


今日になってから、短い間に散々言われてきた事だし、否定しようがない。


('A`)「んー、世の中ろくでもねぇ奴が多いからな。っつうか、俺ら結構上位ランカーだし」

(´・ω・`)「まあ、そういう事だね。こんな機会だし、とりあえず僕らの仕事の説明をしよう」

( ^ω^)「お?ろくでもない奴の上位ランカーって?2人は探偵だお?」

(´・ω・`)「だけどやり方がね。それを聞いたら・・・ここで付き合いを切るべきかもしれない」

37 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:26:01.90 ID:E9yqRx720
いきなりそんな事を言われても、ショボンの意図がまるで把握できない。
僕が2人と縁を切る?
そんな事は、身内と縁を切るより断然重い。


(;^ω^)「マスター?僕にはそんな気はないお?」


(´・ω・`)「否定も肯定も無言もいい。とりあえず聞いて欲しい」

('A`)「仕事自体・・・何ていうか、良くはねぇけどな。お巡りに引っ張られねぇ程度に注意はしてる」

(´・ω・`)「でも、僕達が客に依頼を受けて、最初に調べるのは客の資産状況」

('A`)「あー、その後だが仕事は実際する。出来る範囲でな」

(´・ω・`)「うん。だけど、そこから先は情報を小出しにしつつ、話術で金を限界まで引っ張る」

('A`)「仕事の難度はあまり関係ねぇ。1時間もかからねぇ調査でも同じだ」

(´・ω・`)「実際、情報みたいな形のない物の料金は、状況次第でかわる・・・時価だからね」

('A`)「ペテン師や悪徳宗教と違って、詐欺で捕まる予定はねぇよ?やるって言った事はやってるし」

(´・ω・`)「だけど、実状は彼らと大差ないね。行けるようなら借金させても情報出し惜しみするから」

38 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:26:50.44 ID:E9yqRx720
なるほど、2人のやってる事が、褒められた事じゃないのはわかった。
だけど、そんな事は僕らの付き合いに関しては、まるで関係のない事だろう。
僕が彼らを好きなところも、嫌いなところ・・・は思いつかないけど、どっちにしてもソレとは関係ない。

何よりも今・・・


( ^ω^)「把握したお。そんなの関係ないし、わざわざ言う必要のない事を僕に説明してくれたお」

('A`)「あー、お前なぁ。確かに最初に言ったとおり、俺らお前に対しては、そういうつもりはねぇ」

(´・ω・`)「うん。だけど人がいつ死ぬかわからないのと同じ。人の気持ちだってどうなるかわからない」

('A`)「正直俺ら自分のやってる事に、罪悪感みたいなのまるでねぇしな」

( ^ω^)「2人がそうなるなら、その時はその時、今は適当でいいお」

(#'A`)「だー、430億だぞ?馬鹿。そんだけあればな、もっとまともな人間と付き合えるっての」

(´・ω・`)「ひどい言い方だけど、君は駄目人間だったから、僕達としか付き合えなかっただけだしね」

(;^ω^)「と、友達は、今のメンバーで間に合ってるお!」


そう、僕は駄目人間で、特にコミュニケーションが駄目。
2人とツン、それ以上はいらない・・・んじゃなくて、正直増やすのが怖い。

39 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:27:26.46 ID:E9yqRx720
('A`)「あー、ブーン煙草吸っていいか?」

(;^ω^)「お?把握したお」

(´・ω・`)「・・・僕も一本もらっていい?」

('A`)「ん、あいよ」


ドクオが慣れた手つきで煙草の箱を振り、ショボンに向けた。
ショボンが1本受け取ってくわえると、ドクオが自分のライターで火をつける。
ドクオはそのまま箱からもう1本取り出し、自分もくわえて火をつけた。


(´・ω・`)「君のは相変わらずきついね」

('A`)「ニコチンとタールの量が全てなの。偉い人にはそれがわからんのですよ」

(;^ω^)「2人ともどうかしたのかお?」

('A`)「ん?その、何だ。ブーンが明日にも、億万長者なのはわかってんだけどな」

(´・ω・`)「うん。それでも先行きが不安だね」

(;^ω^)「ちょwww人をかわいそうな奴みたいに言うのは良くないお!」

40 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:28:04.34 ID:E9yqRx720
('A`)「あー、今回ばかりは実際そう思うからなぁ」


ドクオは煙草をくわえて深呼吸のような事をしている。
どうみても体に悪そうだが、彼がやるとあまり違和感がない。
僕がそんな事を考えている間に、ショボンは、まだだいぶ残ってる煙草を灰皿に押し付けていた。


('A`)「おー、ショボン。もったいないお化けが出るぜ?そういう事すると。いや、マジで」

(´・ω・`)「うん。済まない。でも君のはきつすぎ」

('A`)「・・・まあいいや。ブーン、お前が飽きるまでは付き合ってやる。どうせ暇だしな」

(´・ω・`)「右に同じ。あまり期待されても見返りはないけどね」

( ^ω^)「お!今のままで十分だお!」


2人の心境はさっぱりわからない。
だけど僕らの関係が変わらないなら、別にそれで何の問題もない。
話が一段落ついたところで、ショボンがPCと携帯をつなぎ終えた。


(´・ω・`)「うん。じゃあ、お嬢さんを呼び出してみよう」

(;^ω^)「マスター、マイキー中のツンは凶暴だお!気をつけるお!」

41 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:28:51.60 ID:E9yqRx720
('A`)「あー、この手の事は、ツンよかショボンが一枚上手だ。任せときゃ問題ねぇよ」

(´・ω・`)「まあ大丈夫だと思うよ。VIP・GAMEの事は伝えておく?」

( ^ω^)「いや、それは出来ればここで伝えたいお!」

(´・ω・`)「うん。わかったよ。っとログイン確認。反応は・・・オッケー気がついたよ」


ショボンが、すごいスピードでタイピングを始める。
僕も一時期は、四天王クラスの引き篭もりだった・・・っていう、どうしようもない過去がある。
タイピングはネトゲとチャットで、人並み以上に早い自信があるけど、彼にはとてもかないそうにない。
ついでにタイピング音もほとんどしてないし。


(´・ω・`)「はい、完了。30分くらいで来るって」

(;^ω^)「ちょwwwマスター、今、超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じて・・・」

('A`)「まあ、ショボンだし不思議はねぇな」

( ^ω^)「・・・ああ、確かにマスターだし、不思議はないお」

(´・ω・`)「さて、じゃあ適当に曲でもいれながら待つ?」

('A`)「カラオケ屋来てこういう事いうのもアレだけどよ。せっかくだし、もう少し雑談でもしねぇ?」

42 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:29:29.50 ID:E9yqRx720
(´・ω・`)「雑談ね・・・仕事の話もしちゃったことだし、例の南極の地下にある基地の話とか?」

(;'A`)「あー、アレかよ?思い出すと、こっちまで頭おかしくなりそうだけどな」

( ^ω^)「ちょwwwそれ、気になるお!」

('A`)「んー、3ヶ月くらい前に来てた依頼人なんだけどな・・・何ていうかアレだ」

( ^ω^)「kwsk!」

(´・ω・`)「いいけど、すごい量になるよ?」

(;^ω^)「3行でお願いするお」

(´・ω・`)「彼は南極の地下に秘密基地を持つ組織に追われていたそうでね」

('A`)「式神だのビジョンだのって言ってたかな?あー、特別な力を持ってるから追われてたんだとよ」

(´・ω・`)「で、好きな女の子の住所を知りたいって、依頼に来たんだ」

(;^ω^)「ちょwwwそれ、明らかに話が変だお?」

(´・ω・`)「うん。どうみてもパラノイアだね。彼が兄に頭の病院送りにされるまでしぼり取ったけど」

('A`)「延々電波トークに付き合ったしなぁ。おかげで、ここ3ヶ月ダラダラ適当に過ごしてる」

44 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:30:10.34 ID:E9yqRx720
( ^ω^)「何か2人の仕事が楽しそうな件」

('A`)「いや、たまったもんじゃねぇよ。奴は飛びぬけてたけど、基本的に普通のメンヘル多いしな」

(´・ω・`)「まあまあ。ああいう人達は、比較的しぼり取りやすいお得意さんなんだから」

('A`)「・・・そりゃわかるけどなぁ。あ、そうだ!ブーンは金の使い道とかちっとは考えたのか?」

(´・ω・`)「ああ、そうだね。実際何でも出来るって言える額だし」


金の使い道・・・そう言えばまだ考えていなかった。
ゲーム機そろえたりとか、そんな小さな事を言うのは流石に恥ずかしい。


( ^ω^)「・・・ブ、ブーン帝国を作るとか」

('A`)「ブーンの発想がこないだの客と被る件」

(;^ω^)「ちょwwwパラノイア扱いは勘弁だお!だったら、何かステキな使い道はあるのかお?」

('A`)「んー、ちっと現実味がなすぎる大金だからなぁ」

(´・ω・`)「難しいところだね」

45 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:30:46.94 ID:E9yqRx720
3人そろって考え込む。
あったらあったでいいかもしれない・・・程度の物はいくらか出てくるけど方向性が決まらない。
いくら何でも、金額が個人で持つには馬鹿げた大きさだ。
良くわからないけど、大金持ちが寄付とかするのは、こういう理由からだろうか。
あいにく、気の毒な人には悪いけど、そういうのをする気にはならない。


('A`)「んー、24時間TVの募金会場に行ってから、500円玉1枚入れて来るってのはどう?」

(;^ω^)「ちょwwwドクオひねくれすぎだおwww」


('A`)「あー、じゃあ、何億円か積み上げてタワー作ってだな。燃やしてキャンプファイアーとか」

( ^ω^)「うはwwwやべぇwwwちょっと楽しそうだおwww」

('A`)「な?これよくね?」


(´・ω・`)「うん。実に君らしい、すがすがしい利用法だね。オススメは出来ないけど」

('A`)「え?嘘?マジで?っつうか、ショボンは何かねぇのかよ」

( ^ω^)「マスターの考えは是非聞きたいお!」

46 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:31:30.28 ID:E9yqRx720
(´・ω・`)「例えば、どこか静かなところに豪邸を建てて、適当に美術品とかを集め・・・」

('A`)「うわ・・・きめぇ・・・」

(´・ω・`)「そんな感じで過ごして、晩年のある日、窓辺で酒の入ったグラスを傾けながら・・・」

(;^ω^)「か、傾けながらどうするんだお?」

(´・ω・`)「人生は虚しい・・・とか、つぶやいてみたり?」

('A`)「キメェwwwwwwwwwww」

(;^ω^)「ちょwwwマスターwwwwww」


僕とドクオはカラオケ屋なのもあって、大声で遠慮なく笑い転げた。
滅多に笑わないショボンも、自分で言った事に苦笑いしている。


('A`)「あー、しかし、落ち着いて考えても、中々思いつかねぇもんだな」

( ^ω^)「だお?案外難しいものだお」

(´・ω・`)「うん。結局スタート時点に戻るけど、換金してからでいいんじゃないかな」

47 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:32:08.33 ID:E9yqRx720
('A`)「ああ、わからねぇ事は後回しだ」

( ^ω^)「えっと、じゃあツンが来るまでどうするお?」

(´・ω・`)「今度は普通に・・・カラオケ屋の流儀に従えばいいと思うよ」

( ^ω^)「把握したお!」


僕のレパートリーは偏っていて少ない。
ついでに人前で歌ったりとか、まずありえない。
まあ、このメンバーの中で歌う分には問題ないけど・・・いざ選ぼうとすると中々決まらない。


('A`)「はーい、1番ドクオ“うらみ・ます”」

( ^ω^)「いきなり必殺技を出して来るかお!流石ドクオだお!」

(´・ω・`)「君がそう来るならここは・・・ん?」

ξ;゚?゚)ξ「・・・部屋間違えたって事にしていいかしら」

(#'A`)「あー、文句あんのか!っつうか、お前タイミング悪い!歌わせろ!」

ξ#゚?゚)ξ「何が悲しくてマイキー中断してまで、アンタの中島みゆき聴かなきゃならないのよっ!」


第2話 完





34 :VIPがお送りします :2006/06/01(木) 21:24:22.78 ID:CIdb1lzk0
マイキーって何?
IRCって何?

48 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:33:56.01 ID:E9yqRx720
マイキーは、まあ検索してもらったほうが早いですけど、
何ていうか説明の難しいTV番組です。

IRCは昔はネトゲとかの定番だったけど、まあチャットの一種ですね。


49 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:37:47.27 ID:E9yqRx720
別に前回の世の中を限界までなめてた話は
読まなくても全然問題ないです

一応まったく別の話ですから






51 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:42:01.07 ID:E9yqRx720
どうやって呼び出されたのかわからないけど、ツンはかなり急いできたのだろう。
あれからまだ30分はたっていないと思うし、さっき職場でわかれた時と同じ服装。
だけど、あまり無茶な呼ばれ方でもなかったようだ。
今はドクオ相手にイライラしているようだけど、これくらい彼女にとっては日常レベルだから。

ショボンのやる事は本当に迅速・的確な気がする。

今の状態のツンなら、さっきよりもまだ説明しやすいはず。
自力で説明を試みる。


( ^ω^)「まあ、落ち着いて聞くお?僕、本当にVIP・GAMEに当選したんだお!」

ξ゚?゚)ξ「ハァ?何?今度は3人そろって釣りってわけ?エイプリルフールは過ぎたばかりよ」

(´・ω・`)「うん、どこかで聞いたような反応だね」

('A`)「んー、ちっと複雑だが気持ちはわかる。嘘を嘘と見抜ける人じゃないと人生はむずかしい」

ξ゚?゚)ξ「それよりブーン。仕事はどうしたのよ?今より楽な場所は、ちょっと思いつかないわよ?」

(;^ω^)「あぅあぅ、本当の本当にそれどころじゃないんだお。・・・先生方お願いしますお!」


僕の能力から推測して、ツンに説明することは不可能と判断。
速攻で前言撤回、2人に協力を仰ぎ説明開始。

53 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:43:06.05 ID:E9yqRx720
(´・ω・`)「じゃあ、まずこれは、IRCのログとVIP・GAME公式サイトだから見て欲しい」

ξ゚?゚)ξ「はぁ・・・まあいいわよ。えっと、どれ?・・・おーん!プテラノドーン!!」

(´・ω・`)「いや、その3つ下」

ξ゚?゚)ξ「ああ、確かに番号は言ってたわね。でも、これどうせ、ログの番号偽造したんでしょ」

('A`)「あー、確かに俺ら暇だけどそこまでしねぇよ」

ξ゚?゚)ξ「朝から晩まで、IRCに入り浸ってる奴等が言っても説得力ないわよっ!」

(;^ω^)「いや、それはツンも同じだお?」


予想以上に手ごわい。
チャットのログは、自分のPCで確認しない限り信用しないだろう。
VIP・GAME公式サイトは問題ないのだから、後はどうやって番号を確認させるかだけど。
あ、番号・・・オッケー把握。


( ^ω^)「ツン、これを見るお!」


肌身離さず持ち歩いていた、時価430億円の紙切れ。
これ以上、説得力のあるものは思いつかない。
・・・最初からこれを見せれば、よかったんじゃないだろうか?

54 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:43:55.31 ID:E9yqRx720
(´・ω・`)「そういえば、持ち歩いてるんだったね」

('A`)「おー、あらためて見ると、ただの紙切れのくせに・・・すげぇプレッシャーだな」

ξ;゚?゚)ξ「た、確かに番号合ってるみたいだけど、ど、どうせショボンあたりが偽造したんでしょ」

(´・ω・`)「いや、流石にそこまでは。僕達の日頃の言動ってそんなにアレかな」

('A`)「あー、お前ホントかわいげねぇなぁ・・・ってブーン?」


ツンにここまで否定されると、この時価430億円が急に頼りなく見えてきた。
いくら付加価値が付いていても、これじゃ本当にただの紙切れだ。
・・・この3人の中で誰が一番好きとか、そういうのを僕には決められない。
つきなみな表現だけど、全員大切だし。

だけど、ツンに関してだけは方向性が少し違う。
だからこんなに悲しくなるのだろうか、というか情けない。

・・・なんで僕、こんな事で泣いてるんだ。


(;ω;)「うぅ・・・ほ、本当なんだお・・・僕、僕・・・あぅ・・・」

ξ;゚?゚)ξ「ちょ、ちょっと、ブーン!大丈夫?」

('A`)「どうする?今度は、どうせ目薬でも仕込んだんでしょってか?」

55 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:44:42.24 ID:E9yqRx720
ξ;゚?゚)ξ「わかったからっ!べ、別にブーンの事を信用してないとかじゃなくて・・・ああ、もうっ!」

(;ω;)「あぅ・・・あ・・・」

(´・ω・`)「うん。ほら、君も。今は悲しくて泣いてるような場面じゃないよ?」

ξ;゚?゚)ξ「わかった、本当に信じるわよっ!もう、いい加減に泣きやみなさいっ!」

('A`)「ほれブーン。俺が“うらみ・ます”聴かせてやるから。な?」

(;^ω^)「あぅ・・・あ、ありがとうだお。でも、それは今はいいお」


どうにか涙は止まったけれど、自分で自分が情けなすぎる。
本当に億万長者になったのだろうか?
何だか昨日までの僕と、まるっきり変わっていない気がしてくる。


ξ゚?゚)ξ「はぁ・・・本当に当たったのはわかったけど。ありえない数字ね」

( ^ω^)「僕もそれで混乱中なんだお」

ξ゚?゚)ξ「っていうか、アンタ。私に取られるとか思わないわけ?」

('A`)「あー、そういう話は俺らが散々した。まあ、ブーンはブーンだったって話」

56 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:45:28.94 ID:E9yqRx720
ξ゚?゚)ξ「そう。まぁ、何となくわかるからいいわよ。で、こんな金額どうするつもり?」

(´・ω・`)「そのあたりの話も、さっきから3人で色々考えてみたけど、決まらないんだよね」

ξ゚?゚)ξ「ホント駄目な連中ね」


( ^ω^)「そうだ、ツンは何かいい使い方とか思いつかないかお?」

ξ;゚?゚)ξ「わ、私?とりあえずマイキーDVD買い占め・・・いや、ワンオフ物を製作させるとか?」

('A`)「はいはい。お前も人の事いえねぇな」

(´・ω・`)「うん。そんなわけで、話は換金してからって事に落ち着いたんだよね」


3人で、ツンにここまでの話を説明しながら、また色々と考えてみる。
僕の今の状況だと・・・430億円まで3万年って聞いたかな?
有名どころで中国三千年の歴史とか・・・よく聞くけどあれの更に10倍?

少々卑屈な考えだけれど、僕の一生分の価値なんか一気に突き抜けてる。
これじゃあ何でも出来るといっても、今ひとつ事態が把握できなくて当然だろう。

少し、発想を変えてみる。
やりすぎると駄目になるから気をつけろと言われたけど、以前ドクオに受けたアドバイスを思い出す。

57 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:46:20.02 ID:E9yqRx720
こんな感じだったかな、“俺らは色んな意味でとにかく弱い?”
続きは何だっただろう?

“だが基本的には世の中は生ぬるい優しさで出来ている?”
僕はこの話のこのあたりで、全然優しく何かないって反応した記憶があるけど・・・。

そうだ、その後ドクオがこう言った“困ったときには弱さを自覚して武器にしろ”
これをやってみよう。


困っている・・・というのとは、ちょっと違う気がするけど。
とりあえず駄目人間だから、やりたい事も思いつかないっていうのは、やりすぎなくらい自覚してる。
やりたい事も思いつかないのを自覚・・・ああ、そうか。


やりたい事じゃなくて、今まで駄目人間だったから出来なかった事を考えよう。


好きな漫画の主人公みたいに、強くて頭がよくて格好よくて・・・みたいなのは、まあ無理だろう。
ああいうのは、金と関係ない世界だし。
ちょっと考え方はキモイ気がするけど、金があろうとあまり関係ない事も結構あると把握。

よし、次。

世の中妥協が大切だ byドクオ
今は話も一段落し、入れなおした“うらみ・ます”を熱唱している彼だけど、僕の中でひそかに大活躍だ。

58 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:47:08.97 ID:E9yqRx720
出来なかった事なら、なにせ駄目人間だし、細かいのを入れれば山ほど出てくるけれど。
それらを整理して、金で何とかなる事から優先順位の高いものを選択。
あった、金も無いしっていう理由で言えなかった事。


(*'A`)「うぃー、すっきりした」

ξ゚?゚)ξ「ネガティブソングを笑顔で歌う奴とかキモイわよね」

(#'A`)「うるせぇな!あー、そういやお前、ブーンに本当だったら何でもするとか言ったんだって?」

ξ;゚?゚)ξ「記憶にないわよっ」

(´・ω・`)「うん?次は僕かな・・・」

(;^ω^)「ちょ、ちょっと重要な事を思い出した件!」


ああ、僕は間違いなく駄目人間だろう。
今でさえかなり緊張しているし、時間を置いたらまた別の理由を作って、言えなくなるに決まってる。


(´・ω・`)「うん。どうしたんだい?」

(;^ω^)「ツ、ツン、お願いがあるお!」

ξ;゚?゚)ξ「はぁ・・・まぁ、仕方ないわ。あまり無茶はやめてよね」

59 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:47:51.72 ID:E9yqRx720
(;^ω^)「ぼ、僕と付き合って欲しいお!」

ξ゚?゚)ξ「ハァ?こうして付き合ってるじゃない?」


こんなところで天然の反応なのだろうか?
ここで中途半端に退いたら、きっとぐだぐだになると思う、たぶん。
やり始めたらならとことんやれって、何かの漫画に書いてあった気もする。


(;^ω^)「だ、だ、だったら、結婚して欲しいお!」

ξ*゚?゚)ξ「ちょ、ちょっとアンタいきなりっ!」


('A`)「あー、お前・・・」

(´・ω・`)「ドクオ。今は僕達が口を出すところじゃないよね」

('A`)「んー、そうだな」


(;^ω^)「僕は、い、いきなりってわけじゃないお!」

ξ*゚?゚)ξ「ほ、本気で言ってるの?アンタ430億円とか意味本当にわかってる?」

60 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:48:39.18 ID:E9yqRx720
(;^ω^)「それは2人に散々言われて把握してるつもりだお!」


本当に散々言われている。
事態が把握しきれないほどの金額だって事くらいわかっている。
それでも、みんなの話を聞いて出てきたどれよりも・・・今はこれだ。
というかまた、これがかなわないくらいなら、430億円なんて大したことないような気もしてきた。


沈黙が長い。
ショボンが入れたEVAのオープニングが終わりに近づいてる。
・・・この人はこれ、歌えるのだろうか?ああ、いや、今はそれどころじゃない。


(;^ω^)「ツ、ツン?」

ξ゚?゚)ξ「もう一度聞くわよ?本当にわかってる?」

( ^ω^)「把握してるお!」


今度ははっきり断言した。
キョどらなかった自分に少し驚いてる。

61 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:49:23.90 ID:E9yqRx720
ξ゚?゚)ξ「そう。じゃあ、それ頂戴とは言わない。この場で燃やしたら考えてあげる」


え?それでオッケーなのか?
簡単なことじゃないか。
テーブルの上、目の前にはドクオのライターが置きっぱなし。
実に簡単だと思う。

ドクオにわざわざ断る事も無いだろう、ライターを手にとって火をつける。
一発でついた。
うん、実に簡単だ。

後はこの紙切れをこうして・・・


ツンにいきなり手をはね退けられた。
なんでツンが邪魔をするのだろう?

それに・・・気がつけば僕、ショボンとドクオに押さえつけられてるし。


ξ#゚?゚)ξ「ば、馬鹿じゃ、いや、狂っちゃったわけ!」

('A`)「あー、ツン。今の見てたら断言はできねぇけど。俺ら普段、結構ガチな連中も相手にしてる」

(´・ω・`)「うん。そんなわけで、素人判断だけど彼は狂ってるわけじゃない」

63 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:50:11.13 ID:E9yqRx720
(;^ω^)「ちょ、何だお?」

ξ*゚?゚)ξ「・・・話はわかったわ。今の事は謝っとく。ゴメン。・・・じゃあ・・・また」

('A`)「オーケー。この馬鹿には俺らがもっと言い聞かせとく」

(´・ω・`)「うん。済まない。少し彼の事を甘く見てたよ」

(;^ω^)「え、な、何だお?ちょっと待つお!」


2人が僕を放したのは、ツンが出て行ってからだいぶたってからだった。
今から追いかけても追いつかないだろう。
それにこの2人が、行かせてくれそうな雰囲気じゃない。


(´・ω・`)「少しは落ち着いたかい?」

('A`)「・・・まあ、何だ。お前も唐突すぎるけど、奴もひねくれすぎだな」

(;ω;)「・・・人生オワタだお」

('A`)「バーカ。ホントわかってねぇな。泣くな泣くな、煩わしい」

(´・ω・`)「うん。否定されたわけじゃ・・・いや、肯定的だったよ?」

(´ω`)「・・・そんな餌には釣られないお」

64 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:51:08.88 ID:E9yqRx720
('A`)「だー、いや、ホントだって。誓ってもいい」

(´ω`)「ドクオ、前にそんな事いって、僕にくそみそ写真のアドレス踏ませたお」

(´・ω・`)「じゃあ、僕も誓っていいよ」

(;^ω^)「え?マスターもかお?マジかお?」

('A`)「・・・あー、俺、もう1曲ネガティブソング入れていい?」

(´・ω・`)「まあまあ。ああ、後、順番的に次は僕だね」


どういう事だろう?
2人が気休めの嘘とかをついてるわけじゃない、それはなんとなくわかる。


( ^ω^)「そこのところkwsk」

('A`)「あー、それこそわかりゃしねぇよ。まあ、アレだ」

(;^ω^)「ちょwwwアレじゃわからないお!」

('A`)「算数とか公式知ってりゃ、理屈わからなくても問題解けたりするだろ?そんな感じ」

(´・ω・`)「うん。数学って言ったほうが洒落てるけどね」

65 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:51:51.32 ID:E9yqRx720
('A`)「いや、今のわざとよ?ホントよ?これがセンスって奴よ?」


ドクオの例えは何となくわかるけど、結局のところ僕はその公式にあたる部分がわからない。


( ^ω^)「よくわからないけど、オッケーだったって事かお?」

(´・ω・`)「さて、お嬢さんもあのとおりの性格だし、君は君でやりすぎなところがあるしね」

(;^ω^)「あ、あぅ、結局どうなんだお?」

(´・ω・`)「うん。だから・・・とりあえず肯定的だったって感じかな」


やっぱり、今ひとつ把握できない。
まあ、1人で人生オワタとか思っていたけど、そういう状況じゃないらしい。
よくわからないけど、むしろ悪くはなかった?だったらとりあえず・・・いいじゃないか。


( ^ω^)「ktkr!」

('A`)「あー、あんまり楽天的すぎるのも、どうかと思うけどな」

(´・ω・`)「彼はこの先もこの調子だろうし、そのあたりは大丈夫なんじゃないかな?」

66 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:52:49.30 ID:E9yqRx720
その後、1時間くらいカラオケ屋で時間を潰した。

ドクオからツンのどのあたりが好きなの?とか、何ていうか返事に困る事を聞かれたりしながら。
ショボンは、明日は朝一番で手続きを済ませれるように、手順を調べておいてくれたそうだ。

2人して、今日は僕の部屋に泊まろうか?と、まだ心配なのだろう・・・そんな事を言ってくれた。
とても2人を泊められるような、広さも布団もないからさすがに断ったけど。

まあ、3人にしか言ってないのだから大丈夫だろう。
カラオケ屋を出た後、ショボンが運転してきたワゴン車に、自転車も積んでもらい家まで送ってもらった。


(´・ω・`)「明日の朝には2人で迎えに来るから」

( ^ω^)「今日は何から何までサンクスだお!」

('A`)「まあ、暇だったし。色々あって楽しかったし、別になぁ」

(´・ω・`)「うん。なかなか難しいだろうけど、今日は早めに寝ておくといいよ」

( ^ω^)「把握したお!」


部屋に戻り、習慣になってるIRCのチェック・・・ツンは離席中のネームのままだ。
今日はとりあえず、2人の言うとおり明日に備えて寝るとしよう。


第3話 完




62 :VIPがお送りします :2006/06/01(木) 21:49:54.83 ID:kbKK+/Lc0
コレ続編なのか?

68 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 21:54:38.22 ID:E9yqRx720
続編っていうわけじゃないです。

話が始まる時期はだいたい一緒ですけど
始まる5年前くらいには、登場人物の状況とか変わってるので
完全に別物と見てもらって問題ないとおもいます。


74 :◆Brsj/lcRyc :2006/06/01(木) 22:01:11.60 ID:E9yqRx720
前と登場人物の違いは・・・前はとことん現実から逃げる方向だったのが
今は一応だらだらと妥協しつつ働いてはいるってところだと思います。

ブーンだけは前のだと一度も働いてなかったりしたので
あれに比べたら別人なみになっているんじゃないかと。






後編もどうぞ

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【2006/06/02 13:15】 | 〆(・ω・ ) ヨミモノ | トラックバック(0) | コメント(0) |
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