トマトペースト
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( ^ω^)ブーンが悪の組織の戦闘員になったようです その3
http://ex15.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1149764577/
http://ex15.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1150289203/

<その1> 第1話 第2話 第3話
<その2> 第4話 第5話 第6話
<その3> 第7話 第8話 第9話 ← いま、その4
<その4> 第10話 外伝





820 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:00:20.68 ID:ldy6p8610
第7話投下します。最終章突入です。
今日を含めてあと3~4回投下で終わる予定です。


822 :VIPがお送りします :2006/06/13(火) 23:00:57.18 ID:uX+KF5Hn0
最終章(´;ω;`)





823 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:00:58.42 ID:ldy6p8610
【第7話】

運動会が終わってから数日後、ショボンがブラックシャドーのアルバイトになった。
そして、僕達はひたすらスリーマンセルのフォーメーション練習に時間を費やした。
今日もVIP市の施設であるVIP体育館で練習をしている。
仮想ドクオファイアー役の戦闘員にジョルジュとショボンが攻撃をしている。

( ゚∀゚)「オラオラオラオラ~!!!」

(´・ω・`)「チェストー!!!」

ジョルジュのパンチとショボンの蹴りを主体とした攻撃に仮想ドクオファイアーは防戦一方だ。
しかし、ショボンのハイキックをギリギリでかわした仮想ドクオファイアーが、
ショボンの顔に反撃のパンチを叩き込もうとする。

( ^ω^)「ブーン!!」

そこへ僕がラリアットで攻撃する。
ショボンに気を取られていた仮想ドクオファイアーは僕のラリアットをくらって倒れた。
そこにジョルジュが上から馬乗りになる。

825 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:01:50.89 ID:ldy6p8610
( ゚∀゚)「ボラボラボラボラ~!!!」

ジョルジュは馬乗りの状態からパンチを連打する。

( ^ω^)「そこまでだお。」

僕はジョルジュにストップをかける。

(´・ω・`)「結構スムーズに連携できたね。」

( ゚∀゚)「でも戦闘員同士の練習だからなあ。ドクオファイアーは遥かに強いぜ。」

( ^ω^)「まあ、それでも僕達はひたすら練習するしかないお。」

( ゚∀゚)「・・・そうだな。やるしかない。」

( ^ω^)「そろそろお昼だから休憩にしようかお。」

僕達はお昼休憩をとることにした。アルバイトのみんなが床に腰を下ろす。

826 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:02:56.63 ID:ldy6p8610
(´・ω・`)「ブーン、コンビニにお弁当買いに行かない?」

( ^ω^)「うん、行こうだお。」

僕とショボンが体育館から出ようとするとツンがやってきた。

ξ゚?゚)ξ「あ、もうお昼休みですか。」

( ^ω^)「そうですお。午前中の練習は終わりましたお。
今からコンビニへお弁当買いに行くところですお。」

ξ゚?゚)ξ「あ、じゃあ、私おにぎり作ってきたんでみなさんで食べてください。」

( ^ω^)「えっ!おにぎりですかお。」

ツンは大きな鞄からおにぎりの入ったタッパーをいくつも取り出した。

ξ゚?゚)ξ「そんなにたくさんはないんですけど・・・。」

( ^ω^)「いえいえ、お気持ちが嬉しいですお。」

僕はアルバイトを集めるとツンのおにぎり差し入れの話をした。
みんな喜んでおにぎりを食べ始めた。

827 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:03:24.57 ID:ldy6p8610
( ^ω^)「うめぇぇぇええ!!!」

( ゚∀゚)「うーむ、うまい。」

(´・ω・`)「おいしいねえ。」

( ^ω^)「ツンさん、おいしいお。」

ξ////)ξ「そ、それはよかったです。」

おにぎりを食べた戦闘員達は残った休憩時間を休んでいた。
ジョルジュ達と雑談していた僕をツンは体育館の端に呼び出す。

( ^ω^)「何ですかお?」

ξ゚?゚)ξ「来週に新しい作戦が実行されます。
スリーマンセルのフォーメーションの方はどうですか?」

いよいよ決戦の時が来た。思わず拳に力が入る。

828 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:03:55.31 ID:ldy6p8610
( ^ω^)「今のところ問題はないですお。連携とかはかなりスムーズになりましたお。」

ξ゚?゚)ξ「そうですか。それでは、引き続き練習をお願いします。」

( ^ω^)「はいですお。」

ξ゚?゚)ξ「では、詳しい日程が決まり次第また連絡します。」

ツンが立ち上がって体育館を去ろうとした。

( ^ω^)「あっ、ニダーさんはどうしてますかお?」

ニダーは運動会が終わった後、ドクオファイアーに連れ去られたが、途中で逃げ出したそうだ。
しかし、運悪く逃げている最中に車とぶつかったらしい。いわゆる自爆という奴だ。

ξ゚?゚)ξ「もうしばらくは入院になると思います。
来週の作戦は私が代わりに作戦実行隊長をやります。」

829 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:04:43.61 ID:ldy6p8610
(;^ω^)「えっ、ツンさんが現場に来るんですかお?」

ξ゚?゚)ξ「はい、そうですが。何か問題はありますか?」

(;^ω^)「あ、いえ・・・。」

スリーマンセルがうまくいくかどうかはまだわからない。
もし、失敗したらツンはきっと悲しむだろう。
僕はツンの悲しむ顔を思い浮かべると胸がチクリと痛くなった。

ξ゚?゚)ξ「では、ブラックシャドーに戻ります。」

ツンはそう言うと体育館を出て行った。ツンの小さな背中を眺めながら僕は思った。

( ^ω^)(絶対にドクオファイアーに一矢報いるお!)

僕達はより一層、スリーマンセルのフォーメーション練習に力を入れた。
そして、作戦決行の日がやってきた。

831 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:05:52.78 ID:ldy6p8610
作戦自体は汚職でお金を儲けている政治家を採石場に連れて来て汚職ネタで強請るといったいつもの感じの作戦だった。
副首領ツンとスズメバチ男が政治家に黒い布袋に金目のものをいれさせていた。

ξ゚?゚)ξ「あなた達が不正な行為で手に入れたお金は私達が有効に使います。」

スズメバチ男「ハチハチハチィ~!!」

その時、採石場の砂利が高くなっているところに人影が現れた。

('A`)「この世に悪がいる限り、正義の炎が焼き尽くす!!灼熱の戦士!!ドクオファイアー!!」

ドクオファイアーがいつもの決め台詞を言うとドクオファイアーの後ろで爆発が起こる。

( ^ω^)(いよいよだお。)

僕の体に緊張が走る。そして、ジョルジュとショボンの顔を見る。2人共黙って頷く。
ジョルジュも僕と同じで今まで本気でドクオファイアーと闘ったことはない。
ショボンは空手マスターとしてドクオファイアーに自分の力がどれだけ通用するのか興味津々らしい。
つまり、今の僕達は初めてドクオファイアーと全力で戦うのだ。
そりゃ僕達だけではドクオファイアーには勝てないかもしれない。
しかし、他にもスリーマンセルのバイト仲間がいる。そして、その後ろには怪人もいる。
今日こそはドクオファイアーに一泡吹かせることができるはずだと思っている。

832 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:06:45.44 ID:ldy6p8610
('A`)「トウッ!」

ドクオファイアーは採石場の砂利が高くなっている所からジャンプして僕達の前に降りてきた。

( ^ω^)「行くお!!!」

( ゚∀゚)「おう!!!」

(´・ω・`)「オス!!!」

僕はドクオファイアーに向かって猛ダッシュを始める。ジョルジュとショボンが僕に続く。

( ^ω^)「ブーン!!」

僕は両手を水平にしてドクオに1番に戦いを挑む。

( ^ω^)「ドクオファイアー覚悟!!」

僕はいつもの台詞を吐くと広げた両手でドクオファイアーにラリアットをする。
ドクオファイアーはいつものように僕のラリアットをかわす。
ラリアットをかわされた僕はそのままドクオファイアーの横を走り抜ける。
そして、ジョルジュとショボンがドクオファイアーに攻撃をはじめた。

( ゚∀゚)「無駄無駄無駄無駄ァ~!!!」

ジョルジュがジャブとストレートのコンビネーションでドクオファイアーを攻める。

833 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:07:24.50 ID:ldy6p8610
('A`)「・・・。」

しかし、ドクオファイアーはその攻撃を片手ですべてさばく。

( ゚∀゚)「クッ。」

そこへドクオファイアーの後ろへ回り込んだショボンが飛び蹴りを仕掛けた。

(´・ω・`)「チェストー!!!」

('A`)「・・・。」

ドクオファイアーは後ろに目でもあるのか振り向きもせずにショボンの飛び蹴りをかわした。

(´・ω・`)「デキル!!」

( ゚∀゚)「オラオラオラオラ~!!!」

ジョルジュが再びドクオファイアーにパンチの連打を浴びせる。

834 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:08:28.90 ID:ldy6p8610
僕はジョルジュとショボンがドクオファイアーと闘っている様子をずっと眺めていた。
ジョルジュとショボンが作ってくれるドクオファイアーの隙に僕が攻撃するからだ。
しかし、ジョルジュとショボンの猛攻に対してドクオファイアーは冷静に対処している。
それでいてドクオファイアーには隙が全くなかった。

( ゚∀゚)(くそっ!全然攻撃が当たらねえ・・・。)

(´・ω・`)(このままではまずい。)

ドクオファイアーにすべての攻撃を対処されているジョルジュとショボンの動きに焦りが見えてきた。

(;^ω^)(まずいお。焦りで連携が大雑把になってきてるお・・・。)

ドクオファイアーがその隙を逃すわけがなかった。

('A`)「フンッ!」

ドクオファイアーのボディーブローがジョルジュの腹にヒットした。

( ゚∀゚)「ガハッ!」

ジョルジュは地面に崩れるように倒れた。

835 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:09:08.22 ID:ldy6p8610
(´・ω・`)「チェストー!!!」

ショボンがすかさずハイキックをドクオファイアーに放つ。
ハイキックをしゃがんでかわしたドクオファイアーは足払いでショボンの足を刈り取る。

(´・ω・`)「アッ。」

('A`)「セイッ!」

背中から地面に倒れたショボンの腹にドクオファイアーがパンチを入れる。

(´・ω・`)「グフッ。」

地面に倒れたジョルジュとショボンは腹を抱えて呻いている。
僕は我慢できずに両手を広げてドクオファイアーに突っ込んだ。

(;^ω^)「くそおおおお!!!!」

('A`)「・・・。」

しかし、僕のラリアットは簡単にかわされ、僕は腹にドクオファイアーのボディブローをくらう。

(;^ω^)「うぐ~。」

腹にすごく重い衝撃が走る。たまらず僕は地面に両膝をつく。
情けないことにおなかが痛すぎて動けなかった。

837 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:11:15.44 ID:ldy6p8610
('A`)「・・・。」

ドクオファイアーは動けない僕達3人を放置して次のスリーマンセルに向かって走っていった。
その後は言うまでもなく他のスリーマンセルもあっけなく全滅。
スズメバチ男もドクオバーニングキックでやられてしまった。

ξ゚?゚)ξ「ぜ、全員退却します!急いでワゴンに乗ってください!!」

ツンの掛け声が採石場に響く。
僕達、アルバイト全員はよろよろと歩きながらワゴン車に乗り採石場を後にした。
僕達が一生懸命練習してきたスリーマンセルのフォーメーションは完敗だった。
帰りのワゴン車の中はまるでお通夜のように静かで重苦しい空気だった。

( ^ω^)「・・・。」

( ゚∀゚)「・・・。」

(´・ω・`)「・・・。」

誰もが黙ったままだった。今までの努力が無になってしまったのだ。
かなり練習をしてきたはずなのに全く意味がなかったとなるとショックはかなり大きい。
やはり戦闘員の努力などは無駄なのだろうか?さっさとやられた振りをしていた方がよかったのだろうか。
僕は答えの見つからないまま黙ってぼんやりと虚空を眺めていた。


【第7話おわり】





839 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/13(火) 23:11:44.15 ID:ldy6p8610
【次回予告】
ドクオファイアーに完敗した戦闘員達。
スリーマンセルのフォーメション攻撃ではドクオファイアーに勝てないのか?
ブーンの運命やいかに?

※都合により次回予告の内容が本編と異なる場合があります。ご了承ください。






12 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:01:29.92 ID:cfrTWhVO0
【第8話】

ドクオファイアーに惨敗した僕達はブラックシャドーに帰ってきた。
作戦会議室でお葬式のような反省会を終えると、
戦闘員のリーダーである僕とツンだけが残って戦闘プログラムの会議をすることになった。
ツンもかなりのショックを受けているようで口数が少なく、元気もなかった。
しかし、懸命に会議を進行しようとしていた。

ξ゚?゚)ξ「・・・では、今回の作戦の問題点などがあれば上げてください。」

( ^ω^)「・・・ドクオファイアーの強さを完全に見誤っていたですお。」

僕は力なく答える。

ξ゚?゚)ξ「私も実際に目の当たりにしましたが、かなり強いですね・・・。」

ツンが悲しい顔をしてため息を吐く。

( ^ω^)「・・・。」

ξ゚?゚)ξ「・・・。」

作戦会議室に沈黙が降りる。僕はツンの悲しい顔を見るのが辛かった。しかし、どうしようもない。
あれほど練習して完敗した僕達はこれ以上何をすればいいんだ。
あんな化け物じみた強さを持っているドクオファイアーに僕達は勝てるのか。

14 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:02:07.12 ID:cfrTWhVO0
会議室の沈黙に耐えきれず僕は適当に話をする。

( ^ω^)「・・・と、とりあえず先ほどの戦闘記録でも見ましょうかお。」

ドクオファイアーとの戦闘は毎回戦闘員の誰かがデジタルビデオカメラで録画しているのだ。
僕は作戦会議室にあるTVにデジタルビデオカメラを繋いで再生ボタンを押した。
先ほど闘ったドクオファイアーとの戦闘がTVに映し出される。
僕達はその映像をぼーっと眺めていた。戦闘員が次々とやられていく。

(;^ω^)(見れば見るほど情けなくなるお・・・。)

ξ゚?゚)ξ「・・・。」

そして、スズメバチ男がドクオバーニングキックで大爆発した映像が流れる。
一緒に見ていたツンの肩が震えていた。

( ^ω^)(ん?)

僕はツンの顔を見た。すると、ツンは下を向いて泣いてた。

ξ;?;)ξ「うっうっうっ・・・。」

(;^ω^)「ツ、ツンさん!どうしたんですかお!」

僕はびっくりしてツンに話しかける。

15 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:02:52.57 ID:cfrTWhVO0
ξ;?;)ξ「ごめんなさい。ブーン達戦闘員があんなにがんばったのに・・・。
私が不甲斐ないばかりにこんな結果になってしまって・・・。」

(;^ω^)「い、いや、僕達が弱かっただけですお!!ツンさんは何も悪くないですお!」

僕は必死でツンを慰めた。ポケットからハンカチを取り出してツンに渡す。

(;^ω^)「こ、これで涙を拭いてくださいですお。」

ξ;?;)ξ「あ、ありがとう・・・。」

ツンはハンカチで涙を拭く。
僕はこの状況に耐え切れずにとりあえず戦闘記録をもう1度最初から再生させた。

(;^ω^)(ツンさん泣いちゃったお・・・。ど、どうしようかお。)

僕はこの状況をどうやって収めようか必死になって考えていた。
しかし、何も思い浮かばなかった。僕達戦闘員が何か結果を残さない限り何も変わりはしないのだ。
TVからはドクオファイアーが戦闘員を次々と倒していく映像が流れている。

17 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:03:44.28 ID:cfrTWhVO0
TVをボンヤリと眺めている僕はあることに気がついた。

( ^ω^)「あれ?」

僕は声を上げた。映像は戦闘員を全員倒してドクオファイアーがスズメバチ男に向かっていくところだ。

ξ゚?゚)ξ「ど、どうかしましたか?」

涙を拭いて少し落ち着いたツンが僕に声をかける。

( ^ω^)「ちょっと気になるところがありましたお。」

僕は巻き戻してもう一度再生する。やはり思ったとおりだ。僕はツンの方を向いて話す。

( ^ω^)「よく見てくださいですお。
戦闘員を全員倒したあとにほんの少しだけですけどドクオファイアーが疲れていますお。」

ξ゚?゚)ξ「えっ?!」

デジタルビデオカメラを再び巻き戻して再生する。
よく見ないとわからないけど戦闘員を全員倒した後にドクオファイアーが息を整えているシーンがあった。

ξ゚?゚)ξ「・・・確かに微妙に疲れている感じがしますね。」

18 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:04:17.34 ID:cfrTWhVO0
( ^ω^)「僕達の練習の成果はあったんですお。
スリーマンセルのフォーメーションは確実にドクオファイアーの体力を削っているんですお。」

ξ゚?゚)ξ「・・・そ、そうですね。」

ツンの顔が少しだけ元気になった。

( ^ω^)「こ、この調子でいけばいつかはドクオファイアーをやっつけられますお。」

僕は口からでまかせを言った。これでツンの顔に笑顔が戻るなら何でも言ってやる。

ξ゚?゚)ξ「ブ、ブーンがそう言うならそうですよね。」

( ^ω^)「ま、任せてくださいですお!!
僕がリーダーである以上ドクオファイアーなんてやっつけちゃいますお!!」

僕は空元気だったがツンに向かって力強く言い切った。

ξ゚?゚)ξ「ブーン、ありがとう・・・。」

ツンが僕に微笑んだ。そうだ。僕はこの笑顔が見たかったのだ。

19 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:05:12.32 ID:cfrTWhVO0
( ^ω^)「まあ、今日はいろいろあったんでそろそろ会議は終わりにしましょうですお。
今後のことはいろいろと僕も考えておきますお。」

ξ゚?゚)ξ「はい、わかりました。今日は終わりにしましょう。」

僕とツンはパイプ椅子から立ち上がる。その時、ツンのおなかがグーと鳴った。

ξ////)ξ「あっ。」

僕はこのままツンを放っておくのが少し心配になったので思い切って言ってみた。

( ^ω^)「そう言えばまだ何も食べてなかったですお。よかったら何か食べに行きませんかお?」

ξ゚?゚)ξ「えっ?」

ツンが驚いた顔をした。まずい、嫌なのかもしれない。すかさずフォローを入れる。

(;^ω^)「あ、いや、何と言うかツンさんがよければでいいですお。結構いい屋台を知ってるんですお。」

ξ////)ξ「あっ、い、行きます。よろしくお願いします。」

(;^ω^)(ホッ。別に嫌じゃなさそうだお。)

僕はホッと胸をなでおろす。それから、僕とツンはブラックシャドーを出ると、
ドクオといつも飲んでいた高架線下のおでん屋台に向かった。

20 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:06:39.39 ID:cfrTWhVO0
おでん屋台の小さい椅子に座った僕達。

ξ゚?゚)ξ「私、屋台って初めてですよ。」

( ^ω^)「そうですかお。ここはお酒も食べ物もおいしいですお。」

僕は生中、ツンは芋焼酎を頼んだ。2人で乾杯する。

( ^ω^)「まあ今日はいろんなことありましたけど、
今だけは忘れてパーっと飲みましょうですお。」

ξ゚?゚)ξ「そ、そうですね。」

僕は生中をグッと一気に飲み干す。
やはり女の人と一緒にいると緊張するので酒の力を借りて緊張をほぐすのだ。

ξ゚?゚)ξ「ブーンってすごいですよね。」

( ^ω^)「え、何がですかお?」

ξ゚?゚)ξ「スリーマンセルのフォーメーション考えたり、この前の運動会も1位でしたし。」

21 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:07:30.95 ID:cfrTWhVO0
(;^ω^)「いえいえ、あれは全部まぐれというか運が良いというかですお・・・。」

ξ゚?゚)ξ「そうやって自分の活躍を自慢することもなく控えめなところもすごいです。」

(;^ω^)「あうあう。」

なんだかわからないけど過大評価されているようだ。
僕自身は楽したいだけなんだけど、ツンの真面目さに引っ張られてこーなっている部分もあるわけで。

( ^ω^)「ツンさんもすごいですお。」

ξ゚?゚)ξ「えっ、私ですか?」

( ^ω^)「戦闘プログラムで戦闘員を強化するとか、洗濯機の購入で経費削減を考えたり、
ブラックシャドーをより強化しようという姿勢はすごいなと思いますお。」

ξ////)ξ「そ、それほどでもないですよ。」

その後は他愛もない世間話などをしながらおでんを食べる僕達。
その時、1人の男がおでん屋台にやってきた。

22 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:07:55.68 ID:cfrTWhVO0
('A`)「おやっさん、こんばんはー。」

(;^ω^)(げっ!)

僕は素早く椅子から立ち上がるとツンにドクオが見つからないように、
急いでドクオを屋台から連れ出した。

('A`)「ちょ。なんだよ?」

ξ゚?゚)ξ「あ、ブーン?」

(;^ω^)「ちょ、ちょっとトイレに行ってきますお。」

なんとかツンにはばれていないようだ。
おでん屋台なのでトイレはそばにある公園に行くことになっている。
とりあえずこの行動は不自然ではないだろう。僕は公園までドクオを連れて行った。

(;^ω^)(ふー、危なかったお・・・。)

ツンはドクオファイアーの変身状態しか知らないからドクオの素顔は知らないと思うんだけど、
声とか体格でバレたりしたら大変だ。

23 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:08:19.73 ID:cfrTWhVO0
('A`)「いきなり公園に連れてきてどうしたんだよ。」

(;^ω^)「あ、いえ、その・・・。」

どう説明していいものやら僕は困っていた。

('A`)「そーいえば今おまえが一緒に飲んでた女の子ってこの前採石場にいなかったか?」

(;^ω^)(ヤバス!!!)

困っている僕の顔を見ているドクオがニヤリと笑った。

('A`)「・・・ははーん。そういうことか・・・わかったぞ。」

(;^ω^)「えっ?」

まずい。ツンがブラックシャドーの副首領ってことがばれたのかもしれない。

24 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:09:10.66 ID:cfrTWhVO0
('A`)「あれか。あの女の子はブラックシャドーの事務とか経理の新しいバイトで、
採石場には見学とかで来てたんだろ。」

(;^ω^)「へっ?」

('A`)「で、あの子を気に入ったおまえが飲み屋に連れて来たわけだな。どーだ!当たりだろ!」

ドクオは嬉しそうに話している。

(;^ω^)「あ、えーと・・・。」

僕はどう返答していいのか困ってしまった。
まあ、普通に考えたらツンがブラックシャドーの副首領とは思わないか。
と、なると何か勝手に勘違いしてるしこのままでいいかな。

(;^ω^)「そ、そうなんですお。
新しいアルバイトの女の子でちょっと飲みに行こうって誘ったんですお。

('A`)「いつの間にかうまいことやりやがって。」

ドクオは僕の頭を小突いた。

25 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:09:38.43 ID:cfrTWhVO0
('A`)「じゃあ、今日は俺はお邪魔みたいだから帰るわ。うまいことやれよ。」

ドクオはニヤニヤしながら僕の前から立ち去る。
しかし、途中で何かを思い出したようで立ち止まり、僕の方を振り返った。

('A`)「ああ、そうだ。ヒーロースカウトの件考えといてくれよな。」

(;^ω^)「あっ、はいですお。」

ドクオは僕に背中を向けて去っていった。ドクオの広くて大きな背中を僕はずっと眺める。

( ^ω^)(あれがヒーローの背中。全てを破壊する暴力的な強さを秘めた背中・・・。)

やがて僕の視界からドクオが消えた。

( ^ω^)(ヒーロースカウトの件かお・・・。すっかり忘れていたお・・・。)

27 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:10:09.09 ID:cfrTWhVO0
スリーマンセルのフォーメーションの練習に夢中になっているうちに、
ヒーローにスカウトされたことをすっかり忘れていた。
それほど充実した毎日だったんだろう。なぜあれほど一生懸命になれたのか。
あれほど楽したいと思っていた僕がなぜ必死になっていたんだろう。

( ^ω^)(だけどあれだけ練習してもドクオファイアーに対してほとんど結果を出せなかったお・・・。)

冷静になって考えれば考えるほどドクオファイアーの強さが身にしみる。
もう戦闘員は諦めてヒーローになった方がいいのか?
僕の心は激しく揺れ動いていた。

(;^ω^)「あっ、ツンを待たせたままだったお!」

1人で思い悩んでいた僕は急いでおでん屋台に戻った。

(;^ω^)「ごめんですお。ちょっとトイレが長引いちゃったですお。」

ξ-?-)ξ「・・・。」

( ^ω^)「あれ?」

ツンはカウンターにうつ伏せになって眠っていた。

28 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:11:16.46 ID:cfrTWhVO0
どうしようかと思っていると眠っているツンがもぞもぞと動き、寝顔を僕の方に向けた。
無邪気でかわいらしい顔だった。普段は美人だけどこんな一面もあるんだなと思った。
その時、僕はわかってしまった。

( ^ω^)(・・・僕はこの人の笑顔を見るために一生懸命だったのかお。)

ツンと出会って彼女の一生懸命さに引っ張られているうちに自分も一生懸命に物事を行うようになった。
そして、それはいつしか彼女の笑顔が見たいからに変わっていったのだろう。
彼女がいたから僕はここまでこれたのだ。

( ^ω^)(僕はもう迷わないお。)

僕はツンの肩をゆっくり揺らして起こした。

ξ゚?゚)ξ「あ、すみません。寝ちゃってたみたいですね。」

( ^ω^)「いえいえ、今日はいろいろあって疲れてたからしょうがないですお。
そろそろ行きましょうかお。」

ξ゚?゚)ξ「はい。」

僕はツンと一緒に電車の駅まで歩いていく。

29 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:11:49.63 ID:cfrTWhVO0
( ^ω^)「ドクオファイアーと闘うために1つ作戦というか考えが浮かびましたお。」

ξ゚?゚)ξ「そうですか。」

ツンが嬉しそうに言う。

( ^ω^)「詳しいことはまた今度言いますお。今日はゆっくり休んでくださいですお。」

ξ゚?゚)ξ「はい、今日はおいしい屋台に連れて行ってくださってありがとうございました。」

僕は勇気を振り絞って言葉を紡ぐ。

(;^ω^)「よ、よかったらまた一緒に行きましょうですお。」

ξ////)ξ「は、はい。ブーンがよければいつでも。」

(*^ω^)(よかったお。)

僕は心の中でガッツポーズをした。そして、駅に着いた。
それぞれ電車のホームが違うので改札に入ったところで僕とツンは別れた。
ツンの小さな背中を眺めながら僕は誓った。ドクオファイアーに勝つためなら何でもすると。
そして、僕はヒーローではなく、戦闘員として戦っていくんだと。


【第8話おわり】





30 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:12:11.79 ID:cfrTWhVO0
【次回予告】

ブーンは新たな決意で戦闘員への道を歩みだす。
そして、迎えるドクオファイアーとの戦い・・・。
ブーンの運命やいかに?!

次回、最終回『戦闘員よ!永遠に!』

※都合により次回予告の内容が本編と異なる場合があります。ご了承ください。


34 :VIPがお送りします :2006/06/14(水) 22:13:02.32 ID:c3sgOqcq0
よっしゃ乙!

35 :VIPがお送りします :2006/06/14(水) 22:13:12.29 ID:naYLP5N30 ?
って次最終回か・・・早いな

38 :VIPがお送りします :2006/06/14(水) 22:14:17.00 ID:yyPaoy1s0

次が最終回か・・・
泣かないよ

(´;ω;`)ウッ・・・

45 :VIPがお送りします :2006/06/14(水) 22:24:01.74 ID:sQtVME8v0
>ツンはドクオファイアーの変身状態しか知らないからドクオの素顔は知らないと思うんだけど、
>声とか体格でバレたりしたら大変だ

運動会の時見てるんじゃないの?

50 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:33:09.47 ID:f7ZAdbfK0
>>45
ドクオは変身していました。なのでドクオバーニングキックも使っています。

ドクオが変身しているかどうかは『ドクオ』と『ドクオファイアー』という描写で書き分けているのですが、
最初の頃は混ざっています。申し訳ありません。


51 :VIPがお送りします :2006/06/14(水) 22:35:04.01 ID:sQtVME8v0
>>50
変身して競技に出てたのか
大人気ないなwww

52 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/14(水) 22:36:08.11 ID:f7ZAdbfK0
>>51
かなり大人気ないですw。それほどTVが欲しかったのでしょう。


4 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:24:14.57 ID:xjANTQAb0
9話で終わるかと思ったら長すぎたので10話(最終回)まであります。
今日中に最後まで投下します。


27 :VIPがお送りします :2006/06/15(木) 22:33:20.47 ID:ympr9iOD0
さぁいよいよ最終回だ!ハンカチとティッシュの準備は出来てるぞ!wwwwwww





35 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:39:18.08 ID:xjANTQAb0
【第9話】

VIP市の施設であるVIP体育館に集まった戦闘員のアルバイトの面々。
僕は戦闘員のリーダーとしてみんなの前に立ち、言った。

( ^ω^)「この前のドクオファイアーとの戦いに負けて色々と対策を考えてたお。それで出た結論を言うお。」

体育館が静寂に包まれる。

( ^ω^)「今までの僕達は確かに一生懸命練習をしていたお。でも、それはあくまでも素人的なものだなって思ったんだお。
スリーマンセルのフォーメーションの動きばかりを練習していて、基礎トレーニングとか個人任せであんまりやってなかったお。
だからもっと本格的に練習すべきだと思ったんだお。」

( ゚∀゚)「本格的な練習?」

( ^ω^)「そう。今までみたいにジョルジュやショボンみたいに格闘技経験者が先生になるとかだと限界があるお。
格闘技の師範を読んで本格的に勉強するのがベストだと思ったお。そのための師範も呼んでるお。」

( ゚∀゚)「師範って誰だ?」

体育館内がざわつき始めた。誰が来るのか気になっているのだろう。

(´・ω・`)「そろそろ来ると思うよ。」

僕とショボンが入り口を見ていると1人の男が現れた。

36 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:40:24.51 ID:xjANTQAb0
(`・ω・´) 「やあ、みんなよろしく。弟がお世話になってるみたいで。」

( ゚∀゚)「えっ!?この人はシャキンさんじゃないか!?」

ジョルジュは両目を開いて驚いていた。

( ^ω^)「そう、全国空手トーナメント大会の優勝者のシャキンさんだお。
そして、今は格闘技組織でもあるKEI-1の方でも活躍していて、TVとかでもよく見る人だお。」

(´・ω・`)「僕の兄なんだよね。で、師範として僕達の面倒をみてくれるように頼んだんだよ。」

(`・ω・´) 「ヒーローと戦うなんて面白そうじゃないか。俺に是非とも協力させてくれ。」

体育館がシーンと静まり返った。まさかアルバイトのみんなも国内で最強と言われている空手家が、
僕達の師範になってくれるとは思ってもいなかったんだろう。

(`・ω・´) 「じゃあ、さっそくはじめようか。」

シャキンは着替えもせずに構えた。

(`・ω・´) 「まずは1人ずつかかってこい。俺が力量をみてやる。」

37 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:41:27.83 ID:xjANTQAb0
( ^ω^)「じゃあ、みんな順番に闘うお。」

戦闘員が1人ずつシャキンに戦いを挑む。そして、簡単にやられていく。
そりゃそうだ相手は国内最強なのだから。全員と闘ったシャキンがみんなに言った。

(`・ω・´) 「おいおいみんなちょっと弱すぎだぞ。これじゃあ、ヒーローと闘う以前だな。
まずは基礎トレーニングからやり直した方がいい。」

そう言うとポケットの中からメモを取り出した。
そこには『ランニング10km、腕立て300回・・・』など厳しいトレーニング内容がビッシリと書いてあった。

(`・ω・´) 「俺が直接教えてもいいが、まずはこの基礎トレーニングが普通にできるようになってからだな。」

そう言うとシャキンは体育館を去って行った。再び静まり返る体育館。

( ^ω^)「じゃあ、まずはこの基礎トレーニングができるようにするお。まずは10kmランニングするお。」

僕はアルバイトみんなにそう言うと体育館を出た。
しかし、ジョルジュとショボンしかついて来なかった。他のアルバイトのみんなは体育館から出てこない。
だが、この反応は僕の想定の範囲内ではあった。僕は体育館に再び戻る。

38 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:42:07.60 ID:xjANTQAb0
( ^ω^)「みんな、ランニング10kmだお。」

しかし、アルバイトの誰もが返事をしない。僕が辛抱強く待っているとアルバイトの1人が声を出した。

アルバイトA「ちょっともうついていけないッスよ。」

それにつられて他のアルバイトも口々に不平を言い出した。

アルバイトB「そうだよな。なんで俺達バイトがそこまで必死にやらなきゃいけないわけ?」

アルバイトC「スリーマンセルのフォーメーションはダンスっぽい感じもあったから面白かったけどさ。
何で10kmも走ったり腕立て300回とかしなきゃならないんだよ。俺、基礎練習とかやりたくないぜ。」

アルバイトD「いつもみたいにドクオファイアーにやられた振りしてりゃいいじゃん。俺達は格闘家じゃないんだぜ?」

アルバイトC「もうバイト辞めようぜ。やってらんねーぜ。」

アルバイトB「そうだな、俺辞めるわ。時給はいいけどこれ以上やるのアホらしいわ。」

アルバイトC「じゃ、ブーン、後は頼んだわ。」

アルバイト達はぶちぶちと文句を言いながら体育館を去って言った。

( ^ω^)(・・・やっぱり駄目だったかお。)

39 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:42:44.02 ID:xjANTQAb0
多分、基礎トレーニングの厳しさで何人かは辞めるだろうなとは薄々思っていた。
しかし、ほとんど全員やめるのは予想外だった。誰もいなくなった体育館で立ち尽くす僕。

( ^ω^)(でも、ここまでやらないとドクオファイアーには勝てないお。)

その時、外で待っていたジョルジュとショボンが帰ってきた。

( ゚∀゚)「おい、ランニング行かないのか?」

(´・ω・`)「はやく行こうよ。」

( ^ω^)「あ、いや、見てたと思うけどアルバイトみんな辞めちゃったお・・・。
ジョルジュとショボンはどうするかお?」

僕はドキドキしながら質問をした。この2人もいなくなったらもう終わりだろう。

( ゚∀゚)「辞めたい奴はほっとけばいいさ。俺はやるぜ。やられっぱなしってのは性にあわねえからな。」

(´・ω・`)「僕もやるよ。空手マスターとして強さを極めたいからね。」

( ^ω^)「あ、ありがとう。」

40 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:44:14.60 ID:xjANTQAb0
( ゚∀゚)「礼なんていらねーぜ。ワカパイちゃんは強い男が好きだからな。
ドクオファイアーに勝ってみろ、ワカパイちゃんと天国行き決定だぜ!!」

(´・ω・`)「僕も自分の力を試したいんだ。まだ僕の力はこんなものではないはずだ。」

( ^ω^)「よし、じゃあランニング行こうだお。」

僕達3人は体育館を出るとランニングをはじめた。
そして、10km走ってクタクタになった後に腕立て伏せ300回を開始する。
その他にも腹筋や背筋などのトレーニングを行っていく。

(;^ω^)(ウプッ!!!!)

僕は急に吐き気を催してトイレに駆け込んだ。そして、朝に食べたものを全部吐いた。
トイレから戻ってきた僕たちをジョルジュ達が見ていた。

( ゚∀゚)「大丈夫か。まあ、いきなり激しい運動したから吐くこともあるさ。休んでもいいぜ。」

(´・ω・`)「でも、その分強くなれるよ。」

(;^ω^)「い、いや休まないお。トレーニングは全部ちゃんとやるお。」

こんなところで立ち止まっている暇はない。
どんなに苦しくても泥水を飲んででも前に進む。そう誓ったのだ。

41 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:45:03.18 ID:xjANTQAb0
それからの毎日はまさに地獄のようだった。体が慣れるまでは毎日吐き続けた。
そして、食欲は全く無かったが食べないとトレーニングに体がもたないという悪循環にはまってしまった。
それでも僕は気力だけでトレーニングを続けた。
そして、トレーニングにもやっと体が慣れてきたある日、シャキンがやってきた。

(`・ω・´) 「結局残ったのは3人だけか。まあ、そんなもんだろうとは思ってたけどな。」

シャキンはそう言うと僕達に空手の稽古をつけてくれた。
シャキンの稽古はかなり激しいものだった。手加減無用で思い切り攻撃してくる。
はっきり言って殺されるかと思った。稽古が終わると僕達は力尽きていた。
そんな僕達を見ながらシャキンは言った。

(`・ω・´) 「じゃあ、今日の稽古はここまでだ。
ヒーローと闘うんだから俺の攻撃くらいでヘバってんじゃないぞ!!」

( ^ω^)( ゚∀゚)(´・ω・`)「オス!!お疲れッした!!!」

着替え終えた僕達は体育館を出る。

(´・ω・`)「・・・疲れたね。」

( ^ω^)「確かに・・・帰ってすぐ寝たいお。」

( ゚∀゚)「俺はこれからワカパイちゃんところに行くんだよなぁ。」

ジョルジュは嬉しそうな顔をしながら去って行った。

(;^ω^)(ジョルジュはちょっと元気ありすぎだお。)

42 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:45:57.86 ID:xjANTQAb0
それから僕達はひたすらシャキンさんの猛稽古を受け続けた。
シャキンさんは全く手を抜いていないので攻撃を防御するだけでもかなり痛い。
くらおうものなら死ぬほど痛い。当たり所が悪ければ大怪我をして即リタイアになりそうだった。
毎日の稽古がまさに死に物狂いだった。それでも、僕達は逃げ出さずに稽古を受け続けた。
それぞれの想いを胸に秘めて。そんなある日。僕はドクオと高架線下のおでん屋台にいた。

('A`)「いきなり呼び出してどうしたんだ?」

( ^ω^)「ヒーロースカウトの件ですお。」

('A`)「返事が決まったようだな。」

ドクオは真剣な表情で僕の目を見た。僕もドクオの目を見返した。

( ^ω^)「ヒーロースカウトの件はありがたいお話ですけど、お断りしますお。」

('A`)「・・・そうか。」

( ^ω^)「せっかく誘っていただいたんですけど、すみませんですお。」

僕はドクオに頭を下げた。

('A`)「まあ、そんな予感はしていたけどな。」

43 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:47:29.95 ID:xjANTQAb0
( ^ω^)「・・・。」

僕は黙ってドクオを見る。

('A`)「・・・まだ俺に言うことがあるんじゃないか?」

ドクオは僕の目を鋭く睨む。ドクオにはもう全てがわかっていたようだった。

( ^ω^)「僕は戦闘員としてドクオファイアーと闘うことにしたんですお。
だから、もう一緒に飲むのはこれで最後にして欲しいですお。」

('A`)「・・・わかった。」

ドクオはそう言うとカウンターにお金を置いて椅子を立ち上がる。

('A`)「次に会うときは敵同士だ。容赦はしない。」

ドクオはそう言うと背中を向けて去っていった。

('A`)(しばらく見ないうちに戦士の目になっていやがった・・・。)

だが、僕はドクオの背中を見なかった。

( ^ω^)(僕は戦闘員として戦う道を選んだんだお。僕は僕の道をいくお。)

僕はジョッキに残ったビールを飲み干すとカウンターにお金を置いておでん屋台を出た。

44 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:48:43.94 ID:xjANTQAb0
VIP市の施設であるVIP体育館のある日。
シャキンの猛稽古にもなんとか体が慣れてきた。
稽古を終えた僕達にシャキンが言った。

(`・ω・´) 「かなりいい感じになってきたな。
あとは実戦経験を積んでいけばかなり面白くなりそうだ。
おまえ達をKEI-1の新人にスカウトしたくなってきた。」

( ^ω^)「ありがとうございますですお。」

( ゚∀゚)「おお、すごい褒め言葉が出ましたね。」

(´・ω・`)「兄が褒めるなんて珍しいね。」

(`・ω・´) 「まあ、俺の猛稽古にここまでついてきた奴なんてほとんどいないからな。」

その時、ツンが体育館にやってきた。僕達のそばにやってきて話をはじめる。

ξ゚?゚)ξ「新しい作戦が決まりました。来週に行われる予定です。」

いよいよ来た。最後の戦い。これで全てが終わる。僕達が勝つかドクオファイアーが勝つか。
最後に立っているのは誰なのか?僕の鼓動は速くなり、手のひらには汗をかいていた。

(`・ω・´) 「いよいよか。最後におまえ達に言っておく。
『自分が負けたと思わない限り敗北は無い。』
おまえ達の心が折れたらその時点で終わりだ。がんばれよ。」

( ^ω^)( ゚∀゚)(´・ω・`)「オス!!お疲れッした!!!」

46 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:49:37.74 ID:xjANTQAb0
そして、作戦当日がやってきた。
ブラックシャドーの作戦会議室に僕、ジョルジュ、ショボン、ツンが集まった。

ξ゚?゚)ξ「戦闘員は3人になりましたが、今までの戦闘員の戦力以上の力があると私は思っています。
思う存分闘ってください。」

( ^ω^)( ゚∀゚)(´・ω・`)「はい!」

その時、僕はある疑問が浮かんだ。

( ^ω^)「あれ?今日の怪人はいないのですかお?」

ξ゚?゚)ξ「もうすぐ来ます。」

僕達はしばらく待っていると作戦会議室のドアを開けて1人の人物が入ってきた。

<ヽ`∀´>「元気にやってるかニダ。」

(;^ω^)「ニ、ニダーさん。退院したんですかお!」

<ヽ`∀´>「ああ、さっき退院したニダ。」

47 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:50:15.14 ID:xjANTQAb0
ξ゚?゚)ξ「・・・ニダーが今日の怪人です。」

(;^ω^)「えっ!?ニダーさんって怪人だったんですかお!!」

<ヽ`∀´>「私はカニビームっていう怪人ニダ。変身しないとただの人間だけどニダ。」

( ゚∀゚)「でも、病み上がりで大丈夫なんですか?」

<ヽ`∀´>「フン、私よりもおまえらの方が心配ニダ。せいぜい足を引っ張らないようにしろニダ。」

( ゚∀゚)「ムッ。」

そう言うとニダーは作戦会議室を出て行った。

( ゚∀゚)「なんだよ。あいかわらずだな。」

ξ゚?゚)ξ「・・・。」

(;^ω^)「ツンさん、ニダーさんってどーなんですかお?」

ニダーが怪人というのは非常に頼りないので思わずツンに聞いてみた。

50 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:51:07.53 ID:xjANTQAb0
ツンは悲しそうな顔をして言った。

ξ゚?゚)ξ「・・・カニビームは昔最強の怪人の1人として君臨していました。」

(;^ω^)「えっ!?mjdk!!」

ξ゚?゚)ξ「ビッグバンガイとも互角に戦ったことがあるんです。」

( ゚∀゚)「おいおい、ほんとかよ!」

(´・ω・`)「それはすごいね。」

ξ゚?゚)ξ「しかし、ビッグバンガイとの戦いに敗れたときに大怪我をして、
変身するとかなり体、特に心臓に負担がかかるようになったんですよ。」

(;^ω^)(ビッグバンガイと互角に闘ったってこと自体すごいお。)

ξ゚?゚)ξ「・・・ですから、今ニダーが変身するとヘタをすれば死ぬかもしれません。」

(;^ω^)「じゃあ、何で怪人として闘うんですかお??」

51 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:51:56.72 ID:xjANTQAb0
しばらく黙り込んでいたツンだったが意を決して口を開いた。

ξ゚?゚)ξ「・・・あなた達のことが心配だったからですよ。
今回の戦いはドクオファイアーも本気で戦闘員を攻撃してくると思います。
だから、ニダーはあなた達のかわりに闘うつもりのようです。」

( ^ω^)( ゚∀゚)(´・ω・`)「えっ!?」

ξ゚?゚)ξ「・・・ニダーには言わないでくれって口止めされていたんですけど・・・。」

ツンは下を向いて黙り込んだ。
僕は驚いた。ニダーがそんなことを考えていたなんて。

( ゚∀゚)「ったく、しょーがねーおっさんだなー。」

(´・ω・`)「ドクオファイアーは僕達が倒すんだからカニビームとやらに出番は無いね。」

( ^ω^)「そうだお。僕達がドクオファイアーを倒すんだお。」

ξ゚?゚)ξ「・・・みなさん、ありがとうございます。」

僕達は作戦会議室を出てワゴン車に乗った。最終決戦の場はもちろん採石場だ。
僕達のすべてをかけた戦いが今まさにはじまろうとしていた。


【第9話おわり】





68 : ◆0UBHj9d5Uc :2006/06/15(木) 22:58:28.95 ID:xjANTQAb0
【次回予告】

ついに最終決戦の日を迎えたブーン達。
ブーン達とドクオファイアーとの戦いの結末とは?
ブーンの運命やいかに?!

次回、最終回『戦闘員よ!永遠に!』

※都合により次回予告の内容が本編と異なる場合があります。ご了承ください。


53 :VIPがお送りします :2006/06/15(木) 22:52:40.66 ID:xzSIDlQV0
ニダー・・・すげぇいい奴じゃねぇか・・・・・・
漏れの中で好感度が急上昇してるぜ・・・・・・・

56 :VIPがお送りします :2006/06/15(木) 22:53:17.76 ID:UogRMsUS0
カニビームwwwwwwwwワロスwwwwwwww

つか悪の組織が滅亡したらドクオファイヤーニートじゃん

62 :VIPがお送りします :2006/06/15(木) 22:54:36.62 ID:VG6EP7Jm0
>>56
ヒーローで1つの組織が出来てるんだからニートになるのは有り得ない

67 :VIPがお送りします :2006/06/15(木) 22:55:54.04 ID:GbZNhRwTO
次が最後か・・・著者GJ!!!!1111
最後までwktkしてる

つーかニダーTUEEEEEEEEEEwwwwwwwwww



( ^ω^)ブーンが悪の組織の戦闘員になったようです その4
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【2006/06/16 00:38】 | 〆(・ω・ ) ヨミモノ | トラックバック(0) | コメント(0) |
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